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アップルがMacで独自CPU採用を決定

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AppleのMacintoshとは長い付き合いになります。

先日のアップル社の開発者会議WWDCでかなり大きな発表があり、期待が膨らみます。

CPUは、iPadで使われているARMプロセッサをベースに、「Apple Silicon」が採用され、OSは11へと進化します。

ちょっと回顧録みたいになっちゃいますが、しばしお付き合い下さい。。。。

MacのCPUが新世代に

macintosh

いまでこそアップルコンピューターの製品はiPhoneやiPad、そしてApple Watchまでが生活に浸透していますが、なんと言ってもその昔にマッキントッシュが世に出てきた時は、Windowsが世に出る前のパソコンの世界に慣れていた人たちにも相当なインパクトを与えました。

そしてMacintoshは何度か大きな世代交代をしてきましたが、特に大きなインパクトは今回のようなCPUの刷新ですね。

私もマックに生活を変えられた一人で、今でもiPad・Androidスマホ併用ながらMacが生活の中心という感じになっています。

最初に出会ったMacはモトローラのCPUで、そこに日本語がやっと搭載された感じの、漢字Talkという名のOSで入門しました。

PostScriptを取り扱うことができ、今までのワープロで編集した文書を紙にプリントしたものと比べて、ひと目で分かるほど高品質になったので、1日のうちにDOSのPCからMacに乗り換えたのでした。

文字・図形・画像を取り扱う印刷業界に向けての仕事でもあったので、次々とマックを使ったワークフローにハマっていきました。

 

PowerPC、そしてIntel CPUの採用

PowerBook G3

PowerBook G3

 

パソコンの世界では、いつでもCPUの性能差が直接感じられます。

PowerPCは、モトローラ・IBM・Appleの三社連合で開発されたRISCのCPUということで、当時は相当なインパクトで迎えられました。

次々発表される新機種とOSアップデートによりますます使いやすくなっていき、OSはMac OS 9にまで進化していきました。

その頃は多機能で使いやすいMacであることは変わらなかったものの、一日使っていると何回も再起動させられるのは当たり前でした。そもそもOSの作りに限界が来ていたと感じます。

 

Mac OS Xの登場

OS X Mavericks (2013)

OS X Mavericks

 

マシンの速度はCPUで決まるなんて話をしているのに、結局は走っているOSの影響が大きいんだということを実感させられたのはOS Xの登場によってです。

最初はなんて読むのかもわからなかったですが、Mac OSバーション10にならずに、OS X=オーエステンにしたのはネーミングだけでなく、Unixベースの堅牢性がウリの、今でも標準の立派なOSになったということだったんですね。

でもまぁ最初は本当に動作が遅く、かなりもっさりした感じの使用感だったことも印象的でした。

OS Xではグラフィックはきれいにかっこよくなり、使っててもまず落ちないのはいいんですが、動作が遅すぎてやっぱり仕事では9に戻して使ってたりしました。そう、Mac OS 9とOS Xの両方が走るMacが普通に有ったんです。

そしてCPUとしてPowerPC G5の搭載や、OSの64bit化などで、いつしか完全にOS Xだけの世界で快適に稼働できるようになりました。

 

MacにインテルCPU搭載

MacBook Pro

MacBook Pro

 

そして、OSが一段落して次の大きなインパクトはIntel CPUの採用でした。

Windows PCが採用しているCPUがそのまま使えるということからでしょうか、価格や電力面でのメリットを受けられることは大きかったですね。

Intelが次々と開発する次世代CPUは、ご多分に漏れず年々早く・低消費電力になっていったので、わかりやすく進化してきた感じがします。特にモバイルタイプのMacBook系が、私の生活パターンでは非常にマッチしました。

もちろんCPUだけの理由ではないですが、知らない間にMac OS X → OS X → macOSと改名されていたOSと共に、私は運命を共にしてきました。

この時代になんでスマホやPadにシフトしないの?という訊かれるときもあります。

たしかに最近は能力でも機能でもそれで十分になってきてますが、どうもキーボードやマウスに慣れてるだけでは説明つかない何かが有るんですよね。

なので今はMacbook Proが私のベースになっています。中古で買った2015年版ですが、まだまだ現役で使えます。
しばらくはこれでいきますかね。

 

新世代CPUのMacintoshに

MacBook Air

そして、次の世代交代はOSかハードかと思ってましたが、CPUが変わるというメジャーな変化でした。

消費電力を注ぎ込まなくても高性能が発揮できるようにするコンセプトです。

そしてやっとmacOSは10から11ですか。思えば足掛け20年、歴史的なバージョンアップですね。この時まで11をとっておいたんだと思えます。

Apple社は、2年で新CPUへの移行を完了するという意気込みです。

WWDCのデモで使われたMacの環境は、CPU:A12X Bionic, OS:macOS 11.0 Big Sur。

画面はどんどんiPad風になっています。ユーザーインターフェイスの究極に迫っていく感じですね。

今後のCPUのスピードアップやOSの進化も楽しみです。