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クラウド防犯カメラと応用

生活 社会

非接触アプリケーションがいろいろと耳に入ってくるようになりましたが、防犯カメラ分野もこのトレンドで注目されてきています。
防犯カメラといえば身近にある典型例には、繁華街、店舗、銀行、家の軒先などに設置されているカメラがあります。

防犯カメラが今後も増えていく理由

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世界的なトレンドと言えますが、防犯を目的とした監視カメラの設置台数は、年率10%程度で伸びています。その理由は、不特定多数の人が出入りする場所を、そもそも非接触で検知することができる防犯カメラは、設置による防犯効果が高いからでしょう。

設置には、カメラなどの撮影機材に加え、録画・管理するための機材、そしてそれらの設置などについて大きく3種類の費用がかかります。
設置については屋内であっても場合によってはプロレベルの工事が必要となり、結構な出費を覚悟しなければなりませんが、最近ではインターネット回線を通じてクラウドによる管理が可能になったことから、大幅なコストダウンにつながってきています。

そして中には小型カメラを室内に置くだけというようなタイプも増えてきていて、これも個人ニーズを後押ししています。
日本ではセーフィー社によるウェブカメラが、サブスク方式によるシェアを伸ばしているようですね。

しかし、個人宅でも動画を外部で管理するくらいの高速回線の普及というのは、ISDN入れていた頃からすると本当に考えられない進歩ですねぇ。

 

防犯以外のカメラ設置効果にも期待

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業務用途以外にも、また防犯用途以外にも応用が効くのが映像とネットワークの組み合わせです。
家庭では、ペット、育児・介護、などの生活アプリケーション向けなど、商用にはAIと組み合わせて動態管理データとしてマーケティングに応用など、次世代の生活を支える技術としても注目されています。

留守宅のインターホンが押されたのを、スマホで外部から応答するシステムというのも、この応用編と言えるでしょう。
この分野では今後次々に便利で安く、新用途向けの新製品が導入されていく予感です。

 

カメラでの監視と、データの提供という両面で活用

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一方、世の中監視カメラだらけになるということも予測されていて、この導入数も増える一方のようです。
日本では新宿の繁華街への大量設置や、欧米の街中にリアルタイム対話機能付きの防犯カメラが設置されている様子なども紹介されています。
監視社会を肌で感じながらも、実は犯罪が減って平和になっていくという算段ですが、一旦市中に出たらプライバシーは無いものだと思わねばなりませんね。

まぁその代わりに、世の中の人や物の動きがデータとして高精度かつ大量・リアルタイムに収集されていくということを、社会のために使う動きも急速に進んでいるので、結果として便利で安心な暮らしを実現してもらえれば良いとは思っています。

今年から日本でも5G通信が実現しましたが、本番はこれから。
4Gの時代の10年間には、スマホが完全浸透した社会になりました。
2030年まで約10年、どこまでこれらカメラ系データの活用が進むか楽しみです。