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【めんどくさいを解決】伸びるビジネス

生活 社会 経済

いつの時代も、トレンドを読みながら新ビジネスが次々に出てくるので楽しみですね。

昔から形を変えつつも共通したニーズの一つに、ユーザーの便宜を図るという視点があると思います。

 

消費行動が大規模に変わった

foodshopping
食べるため、暮らすために必要なものは、人口にだいたい比例してニーズが決まります。

外出の自粛要請という前代未聞の流れを受けて、急激な消費行動の変化がありましたが、それを支える立役者の代表になったのは、難しい状況下でも稼働し続けてくれた物流・小売業ですかね。

営業を継続してもらっていたスーパーやホームセンターなどで買い物する時は、短時間かつ低頻度での買い物を要請されたりしました。

今まで外食していた食費の分や、家を留守にしているときには不要だったものまでついでに買い込んだりして、都市部や飲食店で消費されていたお金は、住居から近めのところに有る小売業にシフトしてしまいました。市場での消費総量も減り、経済全体がコロナ前のまだ8割程度にしか戻っていないようです。

 

在宅で伸びたのは宅配

delivery

そんなことにもだんだん慣れてくると、スーパーの買い物で毎回大量に買うのも面倒になってきて、ネットスーパーの出番となりました。

またそれと平行していつものようにアマゾンなど、ネットでいろんなものをついで買いするようになりましたが、これらも全部手元まで配送してくれるという機能があるからこそ成り立つ経済活動ですね。

この辺に全部共通するのは、日用品や食料などを買うプロセス自体はめんどくさいコトなので、それを少しでも解決してくれるサービスにはお金を払うということなんだと思います。

また、在宅勤務で仕事が流せることがわかってしまった状況では、毎朝会社に出勤することが、いかに非生産的で思考停止なのかが明らかになってしまいました。これ言ってみれば通勤は究極のメンドクサイですからね。

これを解決する典型的ビジネスが例えばZoomなわけで、それまで全く存在を知らない人まで、リモートミーティングサービスを使わないと仕事にならなくなった人も多いのではないでしょうか。ビジネスとしてみた場合、これほど効率的に急激に業績拡大ができた企業やジャンルはないんじゃないかと思えるレベルです。

会社や都市部に人が通わなくなってくると、オンラインでの付き合いがほとんどになる人も増えたことでしょう。めんどくさい酒の席の付き合いとかパーティーとか会合とかを、理由なしにスキップできる状況になったので喜んでいる人も多いでしょう。

 

人どうしの新モードになるのでは

community
業種的に人の流れが途絶え、資金面などで事業が続けられなくなった人も多いなか、面倒なものを省略できて喜んでいる人もいます。

ただ半年ほどを経て、人のネットワークが希薄になったことで、もの足りなさを感じはじめている人も多いのではないかと思います。

趣味や暮らし方生き方を同じくするコミュニティへの帰属を求めている人に、手を差し伸べるような環境を提供するビジネスが出てきて伸びている模様です。ネット経由で誰でも簡単にサービス提供も享受も叶うようなシステムが伸びていくでしょう。

ヨガなどの体動かす系は、在宅シフトやネットとの相性も良く相当伸びていると聞きますし、オンラインビジネススクールとサロンのセットや、オンラインサロン活動をする人が増えてきているようですね。

インターネットや新技術の進歩に終わりはないので期待がふくらみます。これら組み合わせていくと、一周回って人のネットワーク作りがそもそも最強のニーズなのではないかと感じているところです。