生活 社会

こんな僕でも社長になれた:家入一真著

投稿日:2020/08/04

家入一真氏の著書「こんな僕でも社長になれた」を読みました。GMOペパボの社長だった彼の行動と創造力はすばらしいですね。

この書にたどり着くきっかけを与えてくれたマナブさんに、改めて感謝です。Thanks to 「#マナブの宿題」

得られた教訓のまとめみたいになってしまいますが、感想文とします。

 

決められた道でも、逃げて良い

exit 生まれて育つ環境というものは、当然その後の人格形成に当然大きく影響を及ぼすもの。

金銭的に裕福でない環境であっても、親の子を想う気持ちというのはやっぱり偉大なものなんだと改めて感じる。

学校で明るく振る舞っていた小学生の時代は、楽しく好奇心にまかせて過ごせていた。そして誰しも人や社会の中で生きていく上でのルールや考え方にしばられていき、ちょっとしたことでイジメ、登校拒否、そして引きこもりになった著者。

今の日本で引きこもり問題の議論になると、どうやって学校に生徒を引っ張り出すかという議論になりがちです。

しかし彼の例を見てみると、皆が同じく苦労しているからとか、学校でも皆と同じく振る舞わなければならないということで時間も個性も縛られているシステムになっていることから「自ら逃避」するということで、人としての感性を磨いていくことができたのだと思います。これが後に活きてくることはまだわからずに。

 

ともかく自分で動く事

myself パソコン通信の話は共鳴しました。スタンドアロンのPCに外部=人とのインターフェイスが接続されるという環境を父親が導入したのは強烈な環境変化だったわけですが、本人はそれに最初は乗り気でなかったわけです。引きこもりには最も苦手な他の人との付き合いが生じるわけですから、

しかしその直後、文字だけの多くの人達からのメッセージが表示された時の衝撃を見逃さなかったのはさすがだと思います。

いままで眠っていた、つまりその時代にはある意味眠らされていた能力を発揮する波を得た瞬間です。

要は、この波をチャンスと捉えてがむしゃらに傾倒するということは、なにより自分の経験値として積み上げられていくことに他ならないということです。

 

自分は何をしたいのかを知る

will山田かまちの生き様にふれて、自らが変わらなければならないと悟ったことは大きかった。

絵を描きたいと思ったこと、大学に入りたいと思ったこと、そのために新聞奨学生をやったことも、自分を奮い立たせ行動したから経験できたこと。さらにデザインの会社に勤めたことも、得意なことをしながら経験値を積んでいくという貴重なチャンスとなった。

これがまさにウェブサイトという本当に貴重な転機との出会いにつながり、その時代にポテンシャルを見逃さないあたりはさすが。

相当にまた引きこもり・集中・傾倒して力を付けウェブにのめり込んだ末に、会社でぶつかって即退社。

ここでも本能的な逃走劇となり、ほぼ無一文に。典型的会社員の思考ではこういう行動ができないところは、やはり起業家精神を感じるところで、実は何か見えてたんじゃなかろうかと思うところ。

 

人と時の流れの中で決断は素早く

speedその後も一社勤め人として勤務するも、そこも辞め、レンタルサーバー業を起こす決断をしたところは、時流に乗ったすごい決断力だと思わざるを得ません。

もちろんそのためには起業のためのパートナーが必要で、それも点々としてきた経験と接点が人を呼び、事業が形になっていった。

情報発信をしたい人のニーズを安価に満たすための、インフラとも言える事業を実現したという事は、サラリーマンとして時間を売っていくことから、人が求めるものに応えていく生き方に転換したことに大きな価値を感じる。

 

伸びている業界を選ぶべし

future時、時代という波は、ビジネスを劇的に変える。GMOによるM&Aに進んだというのも、インターネット市場や技術の変化に確実に対応してきた成果だったのだろうと思う。

現在はGMOペパボという社名になっている語源が、新聞配達員のペーパーボーイだとは知らなかった。

人としての原点がそこにあったというのは、実際に携わっている時にはわからないものだが、その時を大切に過ごしていたからつながったのだろう。

そして本能的に家入氏は起業に次ぐ起業を重ねていく。

答の無い、止まらぬ時をくぐり抜けていく能力が活かせているのは、原体験からのすべてが上手く積み上がってきたからなんだろう。

そして人のためになる事業は続く、という王道を学んだ一冊だった。

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