PALOji*Walker ONCE-IN-A-LIFETIME

リアルとバーチャルが逆転

働き方 生活

今日も出勤無しで仕事を進めることができました。

テレワークの一つに自宅でワークというスタイルが有るわけで、カフェや図書館のようなところや、リゾートで仕事しても良いわけですよね。
でも今は外出そのものや、密になることに皆敏感になっているので、ヘタな行動はできません。

結局、外出したいというような思考を停止して、ただ普通に自宅にとどまるという選択をしています。やれやれ。

バーチャルが主なことに慣れてくると、リアルに会うことは副でありなにか特別であり、ハッピーであり価値があるものというような感覚になっていくんだと思います。

まぁいまは緊急事態モードなのでこれが未来にわたってずっと続いていくとは思ってないのですが、もしかしたら今までのパターンでわざわざでかけて面会して集ってという頻度が下がっていくんじゃないでしょうかね。

スマートフォンをスマホと略すのは当たり前過ぎますが、たった13年前の2007年にiPhoneが発売されたときには、みんな最初は何だかわからなかったのが記憶に残っています。

また当時はガラケーという言葉も当然なかったわけですが、スマホはガラケーの後継機種で、なんか会話しにくくて文字入力しにくいからフツーのケータイにしとくわと、ほとんどの人が言ってました。ちょっと新しもの好きが飛びつくオモチャだという人もいましたね。

しかしどうですかね、Androidもすぐ出てきたし、今ではすべての道はスマホに通じるみたいな感じになってきてませんか?
ガラケーに最近までしがみついてた人も、一旦スマホの機能に触れると、ガラケーとは別世界のミニPC、ミニワールドってところだと気がつくはずです。

物心ついたらスマホが手元に有ったという若い年代では、もう体の一部みたいになってる人が多いですね。

中国では、国民の9割以上がすでにスマホを使ってるそうです。使ってるというか、生活や社会の一部になっていて、老若男女なにごともスマホなしでは生活できないレベルになっているらしい。もう社会がそれに対応するように出来上がっちゃってるわけです。

ショッピングモールに入ろうとすると、スマホに記録されている自分の行動記録を読み取らせ、緑ならパス、黄色なら検査をくぐってから入場可、赤なら感染の疑い有りにつき入場不可という振り分けをするシーンが紹介されていました。完全に行動が記録管理されていて怖いですが、これが有ってコロナも早期に収束させられたのかと感心しています。

日本でも皆スマホを持ってますが、こういう徹底的な管理での使い方は全然無理そうですね。スマホの利用情報を収集しても、自由とプライバシーを重んじることから活用しないというのは、ウイルス蔓延防止が必要とされる場面ではどうも言い訳に聞こえてしまいます。

 

チキンカツ

チキンカツ@イチゴー(神田)
普通に仲間とオフラインで呑みの席で会うことがどれだけ価値の有ることか。。。。

アフターデジタルという言葉をはじめて聞きました。

これは藤井保文、 尾原和啓の両氏が『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』(日経BP)で執筆している世界です。
中国ではもう当たり前の考えとしてインフラに組み込まれてきているとのことですが、もしかしたら日本ではまだまだ(当分?)ビフォーデジタルが続くんじゃないかとも思えています。

例えばコンビニのレジを無人化しても、基本はアナログ、つまり生身の人がそこにいて購入に伴い決済をするというのは、主がオフラインで手段がオンラインなので、ビフォーデジタル。

これが今後は、中国・アメリカなどで進んでいるアフターデジタルの世界になると、基本はすべてオンライン上のバーチャルやデジタルの世界が主で、その活動によって副であるオフラインの場面でアナログに集客などをすれば、ピンポイントかつ短時間で各人が望むニーズが満たされていくという感じ。

ここにはIoTとAIもガッチリ組み込まれていて、リアルタイムで膨大な個人の行動データが記録されながら、解析とアクションのループへとつないでいく。

ここまでやられると、人間がアナログで腕組んで知恵絞っている間に時間が過ぎ、アフターデジタルに対応したシステムを持っている者がすべての富を持っていってしまうということになるんでしょう。

コロナ蔓延前からこのような考え方とシステムが走り出していることを考えると、アンダー・コロナの世界で一気にシフトしていく可能性の有るシステムとしては、オンラインを常(主)とし、感染が抑制できると保証されているときにだけ会議やイベントなどのオフライン(対人接触)が可能になるアフターデジタルの社会でしょう。

世界では、一歩先を行っている大手物販・サービス企業などは、一般消費者向けだけでなく、企業間取引までもすべての取引がオンライン上で済むようなシステムを構築していっているそうです。

いま、紙とハンコを無くすのをどうするか、とか言ってるステージではもはやないという心持ちになっています。