変革のスピードが早まる
コロナの世界的蔓延は、世界の有事と言えますよね。
生活も経済も大きく影響を受け、これからの社会の仕組みは大きく変化せざるを得ないと思います。
変革のスピード
歴史から見て、有事の際には、変革のスピードが早まるんだそうです。
今まで長い間常識だと思われていたことや、変えずにそのままなんとか使い続けてきた道具や方法に頼り切っていていたものの、強制的に新しいモノに切り替えないと生活が成り立たなくなるわけです。
人というのは慣れ親しんだ物や環境を好み、社会全体で徐々に常識というものが作られていきます。
そして常識がまたその先の常識を呼び、長い間その集団に属していると、なんとなくその常識から離れたことをしなくなります。責められますから。
でも常識って何でしょうかね?誰が「これは常識でしょっ」て言ってるんでしょうか。あるコミュニティの中の、いわゆるなんとなく大勢の人が言っていることなんでしょうか。
常識と法律
法律というのはこの常識という概念よりももっと基本的な、おおよそ国レベルで定められるもので、社会生活を保つために定められている規範のことです。これを破ると罰則が課せられることが定義されています。
でも、人が相当数集まった集団というところにはルールが必要となり、常識というのは慣習やクセの総合体みたいなものだけど、人々の考え方や行動に影響するものと言えそうです。ですが、さて常識に反すると、罰せられるんでしょうか。
法律で決まっていないことは罰せられない、罰することができないということは、常識的に考えてあまりに悪影響を及ぼすような事柄に対しては、社会的な力、そして政治的な力で法というルールにしていくという手順が取られます。
ということは、一人が複数人数、そして社会レベルになった常識というものが、国家を動かし法律を作るに至るということです。
であれば、以下にその「常識」と言われているなにかをよほど変えざるを得ない大きな力が社会全体に加わった時に、法律をも作り得る変革が起こるんだと思います。
「いままで経験したことのない」とか「未曾有の」などと言われると、おそらく心理的にも物理的にも大きな力が社会から課せられた時の防衛本能か何かで、普段使わない脳の部分をフル回転させて皆が考えたくなるからではないでしょうか。みんなで考えるので、社会を動かす力にもなります。
身近なところでも、テレワークに始まり、働き方生き方の新スタイル、そして雇用に対する考え方などがドラスティックに変わっていきそうな模様です。
どう考えていきますか
国や民族などのコミュニティによって、その常識も法律も大きく違います。全世界均等に認め合いましょうというのも実情に合いません。無理です。
日本の中でも、常識そのものが地域やコミュニティによって大きく違うことには、私は実感が有ります。日本全国各地から集ったメンバーが居たクラスでは、地方色豊かな話題が耐えませんでしたから。
ご当地グルメなどは残すべき!と手をあげますが、考え方や仕組みについては、差を埋めるべきか、埋めずに尊重しあうべきかは永遠の課題だと思います。
情報面では全世界でITを便利に使えば十分で、今後黙ってても新技術や新システムが押し出し続けられるでしょう。地上波テレビ中心の生活・政治・文化もこの機にガラガラと変わっていくんじゃないでしょうか。
四季があって南北に長い日本では、土地土地に合った細かい政治単位にしたらどうでしょうかね。
それぞれの良さを最高に引き出せるような常識・法律をある意味ブランド化するなどして皆で思考を深めれば、経済も生活も豊かになるんじゃないかと思っています。その豊かさをもって、世界で日本が活躍できる分野を増やすことができる環境になるんだと信じます。なんとか特区とかいうのを各自治単位でコンペして、順位順に補助金を出すとかいうことに中央政府は特化する、などはどうでしょう。
おそらく新しい思考の行き先は、現在からするときっと「常識はずれ」のモノになると思います。結構早く進むような予感もしています。