感染予防策として期待される【キャッシュレスの利用】
政府・経産省によるキャッシュレス決済の利用促進活動が進められ、まずは昨日6月までで5%還元などのサービスが終了しました。
コロナのパンデミックが予測される前に始められたわけですが、接触感染を防ぐために現金の扱いを避ける傾向も見られてきました。
日本ではキャッシュレス化に遅れ
日本でキャッシュレスに本腰を入れだしたのは、消費税が10%に上がった2019年10月1日からのキャンペーン、「ポイント還元制度」でした。
まぁ実際の日常生活では現金派が今でも多いと感じます。現金のみ受付のお店も有るので、やっぱり少々現金を持っていないと困るとか不便とかがありますんで。
そして6月一杯でキャンペーンが終了するまで9ヶ月間、政府からは相当な補助金が支出されたことと思いますが、はたして日本でキャッシュレス化は進んだんでしょうかね?
6月が終わっての結果数字を見てみないとわかりませんが、日本でのキャッシュレス決済率を2割から4割に引き上げることが当初の目標として掲げられていました。
キャッシュレスの認識はまだ不十分?
ちなみにキャッシュレスというと、私の周囲の30代くらいまでの人はやっぱりスマホ決済とかQR決済とか言っていることも多い、バーコード決済のことだとイメージするようです。
実際のところ、Waonとか、モバイルSuicaとか、Felicaのカードをスマホの裏に忍ばせたエセモバイル決済(笑)も含め、非接触ICカードが相当幅を効かせてますね。ちなみに私は通勤定期券はエセモバイルSuica方式です。
しかし統計によると、今の所日本ではキャッシュレス決済の1位はクレジットカード決済で、40歳代以上の利用が多い。
手軽さで言うと非接触のカードでセンサーにタッチして支払うFelicaが一番使い勝手がいいとは思います。
逆に従来の、差し込んだりスワイプしたりする方式のクレカはどんなに速くても決済に5秒、回線が混んでたりすると1分以上決済に時間がかかることも有り、イライラすることも多い印象です。
感染防止のためのキャッシュレス
このキャンペーンをよそに、感染予防が強制的に意識されるようになり、現金=きたない=感染源と認識する人は増えたことでしょう。
それでも店側は否が応でも取り扱う必要に迫られているわけで、予防の手袋装着が一般化しました。
それでも客側としては、決済のたびに接触を避けようと頭を使うようになると、本当は非接触カードやバーコード決済などを、センサーと触れずに宙に浮かしたままやりたいなと思うようにもなりました。
むしろクレカを差し込む方式とかだと、差してたカードを抜いて手渡されたりすると、それぞれ接触してることになるので。
それでもキャッシュレス化は歓迎
感染防止対策を真剣に考えるタイミングとマッチしてしまったわけですが、現金をお互い取り扱わないようにすることは大歓迎です。
コインや紙幣といった現金そのものを取り扱うコストというものは、電磁的記録方式、つまりITで取り扱うより相当高くついていることでしょう。
銀行のCD機や両替機の機械代金に始まり、輸送・警備・計数・保管に掛かっているコストは、一般市民にはわかりにくい部分ですが、IT化で相当削減できます。
すでにポイント制が相当浸透していることから、実は現金で買うと損をしてしまっていることに多くが気がつけば、もっとキャッシュレスは浸透することでしょう。
副次効果といったらいいんでしょうか、来たるべきAIスコアの時代に備えるとすると、若いうちからクレカやキャッシュレス決済の実績データを積み上げておくのもオススメです。
非接触クレカがキャッシュレスの本命か
バーコード決済がメキメキと増えてきましたが、やっぱり非接触のクレジットカードがベストじゃないですかね?
決済の手軽さと、クレカのメリット両得ですので。
ちなみに非接触決済は、「コンタクトレス決済」と名付けられています。
こんなマークが、店頭や使うカードに表示されていますね。
海外で既に広く普及しているとのことで、主な国際ブランドからも発行されています。
Visa | タッチ決済 |
Mastercard | コンタクトレスPay |
JCB | JCB Contactless |
American Express | American Express Contactless |
みなさんお手持ちのカードがコンタクトレスカードでなかったら、この機会に変更申請してみてはいかがでしょう。