【長生きな時代】住宅ローンも長い
どうも家庭でも学校でも、お金の知識にふれる機会はほとんどなかったですね。
毎日のように使うお金ですが、投資とか金利とか、もう少し身近で実践的な仕組みを勉強してくれば良かったんですが。
借金にはどうも触れたくない
住宅ローンと言えば、誰しもが耳にするだけでなく、実際に借り入れている人も多いと思います。
自分が住む家を建てるとなると、人生の一大事業です。世間通常のサラリーマンにとっては金額が高く、ローンを組むのが一般的ですから、特に違和感無く借りるものだと思われています。
でもこのローンを借金と読み替えると、とたんに聞こえが悪くなりますね。絶滅したと思われたサラ金も、カードローンとか言えばきれいに聞こえますが、全部借金です。
さらに多くの人が陥る借金地獄の引き金が、リボ払いですね。ともかく生活しているとすぐに誘いの穴に落ちてしまうように世の中にはいっぱい仕掛けが組み込まれてるなぁと感じます。
これらは皆、貸し手にとっては金が時間とともに金を生む、金利という商品をいかに上手く高く売れるかの競争です。このお金の運用や仕組み、特に借金については広く国民に教育がされないままなんじゃないかと感じています。自己防衛しかないんでしょうか。
低金利時代は銀行も苦しい
世界全体のトレンドですが、低成長の国では特に金利が下がるところまで下がっています。預金金利は無いに等しいくらい低く、借り入れ時の金利も非常に低いため、多額で長く借りてくれる人を探すことになります。
これを実現するため、ローンでお金を貸したい側としては、住宅ローンを勧めたいわけです。金利が低いので、つい借りやすくなるし、物件も価格を上げやすい傾向です。
持ち家ステータスや、老後の不安解消などと喚起しながら住宅ローンを組ませると、貸し手にとっては格好の収入源になります。しかし目の前に快適な自宅が建ったと喜んでいると、アテにしていた収入計画が狂ったり、経済や就労の状況が国ごと大きく変わったりして、返済の負担が大きくなるケースが多いようです。
返済は高額で長期に
買うときには気が付かないことが多いんですが、お金の勉強を十分していないと、リスクが読めずに苦労する可能性大となります。
そして政府は持ち家を推奨しているようだし、トレンドとしては住宅ローンの完済期間の長期化と高額化が見られるようです。完済時の年齢が平均で73歳になり、この20年間で5歳も上がったとのこと。寿命が長くなったものだと関心する一方、人生ずっと利子はらうために生きてるとも言えそうなご時世なんですね。
こうなってくると貸す側としても不安材料が増え、高齢化リスクや、企業社員の安定性低下などは今後も続くことでしょうから、貸しにくくなってくるとも思えます。
どうなんでしょう、高齢者になってもローン返済のために低賃金でも働くということになると、相当キツイ感じもしますね。年金も今後先細り感アリですし。
国家の政策とも思えますが、社会でお金を回していくための知識を、子供のころから実践的に学べるような環境があれば、社会全体の底上げになって良いのにとも思えます。
都市一極集中の時代も終わったかも知れませんし、生き方改革もデジタル化と共に加速しそうですし、面白い・楽しいお金の使い方ができるようなパターンで生きていけないかと、継続模索中なんですけど。皆さんはどうですか?