火星の映像が見れる時代に【加速する世界】
火星探査車Perseverance(パーサビアランス)により2021年2月18日に撮影された火星地表の映像が、NASA(アメリカ航空宇宙局)によって公開されました。
アポロの月着陸の話に匹敵するほどの強い印象を受けています。
人類は宇宙へ
NASAから送られてきた火星の映像は、https://www.nasa.gov/perseveranceに公開されています。
いままでの赤茶けて暗いイメージではなく、思いのほか明るく、画像も今までになく鮮明なので驚いています。
他の星への移住という人類の次の夢としては月も話に出ますが、火星っての魅力的ですね。
火星の大気には酸素はほとんど含まれてないので、いまの人間の仕組みではそのまま生活することはできませんが、今後の技術で解決ですかね。
火星は平均すると、火星は地球から約2億5000万kmも離れているため、秒速30万kmの光速をもってしても、往復の通信には平均で約28分以上もかかる距離です。
こんな遠くからの画像受信をするために、地表に着陸ができる機体を送り込んだということに感動しますね。
感覚的に光速でどれくらい火星との通信に時間がかかるかを表現した動画がBusiness Insider Japanのサイトに有りました。
リンク
宇宙の話なると、月と火星は身近だと思っていた常識も、遠いんだか光が遅いんだか一体なんなんだか、現実が近づいてくるにつれ感覚がよくわからなくなってきますね。
冗談か本気か境目があいまいに
さぁ火星に移住だ!とは、さすがに急には無理だと思いますが、世の中にはあくなきチャレンジをする人が無数に存在していることと思います。
で、このところイーロン・マスクの話をよく聞くようになりました。テスラのCEOとして有名ですが、電気自動車の社長ということでは到底表現できないとんでもない投資家かつエンジニアです。
前にハイパーループの話を聞いたときには、はたして正気なのかと思いました。このハイパーループは、気圧を低くした巨大な管の中に乗り物を高速で運行させるものです。
ロスアンゼルスの渋滞にあまりにも怒りがこみ上げたイーロン・マスク氏は、地下をボーリングして高速移動できるツールをつくるぞ!とTwitterでつぶやいて、それは冗談ではなかったという逸話があります。
何事もモチベーションというのが大きく事業を動かすもんですね。
実際の交通移動手段としては、コスト面・技術面で解決しなければならない問題が山積しているようですが、その開発自体をオープンソース化しています。
韓国ではハイパーループの試験で時速1000キロを超える速度を達成したとか、英国では有人走行を成功させたことなども報じられています。高速移動という人類共通の基本的で不滅のニーズの解決にむけて、今後も新展開に期待したいところです。
実現するのも加速されていることでしょう。
イーロン・マスクの向かう所
イーロン・マスクは、人間社会が必要としている技術やソリューションが、これから大幅に加速しながら、夢が現実になる世界を見せてくれる人物と言えるでしょう。
今でこそ電気自動車の人という印象ですが、元はと言えばPayPalの前身のX.com社を創設し、電子決済で巨額な資金を得たことが大きいのです。その後2002年には、なんと自動車より先に宇宙事業のスペースX社を創業し、その後2003年創業のテスラ社に出資という順番です。
なんか普通の逆を行ってる感じもしますが、彼はインターネット、クリーン・エネルギー、宇宙の三つを、人類に貢献する分野と位置づけて事業を進めているので、まさに時流ですね。地球上では脱炭素の話もダイジではありますが、これから皆、宇宙に向いていきますかね。