居酒屋・客足戻らずランチに
居酒屋は、このところの行動・消費パターンの強制的な変化で、大型チェーン店も個人店も、総じていま苦境に立たされている典型的業種となってしまいました。
外出自粛要請が解けたとは言え、収益回復策としてランチ営業を開始している店が増えてきました。
居酒屋は店であり文化ですよね
居酒屋は、言わずもがなあの退勤後の駅まで行く途中に口をぱっくり開けている赤ちょうちん、ですよね。
もう何回赤ちょうちんにつられて居酒屋に通ったのかは、まぁ、数えられません。
また、インバウンド観光客にとってもウケているジャンルの一つですし、日本に出張に来た各国からの人は皆ワンダフルと口を揃えます。
いったい何が良いのか、はじめはわからなかったんですが、メニューの多さと出てくる速さ、店にもよりますが、激狭い場所で威勢の良い店員と盛り上がりまくる客なんていう、日本というかアジアな感じにハマる人が多いですね。
それが、人が会社に行かない、外をほっつき歩かない、いわゆる三密の権化のような環境、などなどが重なってしまうことになるなんて。
居酒屋のランチ
ランチ営業する居酒屋は、会社の周りにも数件あります。
ほぼ店主は口をそろえるんですが、ランチは儲からないので夜の宣伝のためにやってる、と。
まぁ理由はそれだけじゃないんでしょうけど、夜のメニューの残り物であっても結構なごちそう感があるメニューがアレンジされてることが多く、ランチで開けてくれているお店には結構好んで利用してました。
ただ、コロナモードではそれも全部一旦全休止になり、ちょっとしてから一部で弁当販売が始まり、夜の部もテイクアウトメニューを店頭販売という形式にしているところがほとんどでしたね。
せっかく店の席が有るのに、弁当で対応っていうのは、なんともやるせない感じでした。
はたから見てても話聞いても、ぜんぜん売上行かないんだろうなぁと思います。
店舗の固定費がのしかかる
そんな事を思っていたら、チェーン店もみな策を打ってきていると記事になっていました。
ランチの方が客の戻りが早いというデータも出ていて、ともかく固定費を吸収しなければということだそうです。
金の蔵にいたってはユニークな発想をしていて、テレワーク場所としてまっ昼間に店の個室をレンタルスペースとして貸し出すサービスを始めたと書いてありました。なるほどーー、使ってみたいですね。カラオケのまねきねこみたいに持ち込み可とのこと。でもちょっとググってみたけど情報みつからないんです。どなたかご存知?
ともかくどの店もなんとか経済としても文化としても、新しい形にも進化しても残っていって欲しいもんです。