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【クルマのナンバー】セルフで変更登録

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引越しに伴って自家用車の住所変更手続きをするわけですが、ワンストップサービスで惨敗(笑)したことを前に書きました。
その後警察署でのアナログ申請が瞬時に終わり、いよいよナンバーの取り替えに行ってきました。

昔はリクジ、今は?

shakoshomei
クルマの事はディーラーや整備工場まかせ、という人が周囲に多かったのですが、主にバイク仲間に言わせるとそんなの自分でやればいいのに、と勧められます。

ということで今回は全部自分でやると決めたのですが、ちょうど時期的にアナログとデジタルの狭間に居ることにもなり、なかなか興味深い感じがしています。

まずはOSSでしくじり、警察署に紙とハンコで申請してから6日目、無事に車庫証明が発行されました。なんとあっけないことか。

この紙の書類を持って、クルマで30分もかからない陸事に向かいます。

警察署の駐車場で、次に行く場所を(今になって)スマホで調べます。

ん?陸事でも陸運でも出てこないぞ?考えつくこと入れてもGoogleマップで出てこない。これは何だ?

と思っていろいろググっていると、こちとら老化現象でしょうか、昔は陸運事務所=陸事(りくじ)と呼んでた施設は、運輸支局とか検査登録事務所とか呼ばれているのですなぁ。これ知らないで動こうっ言うんだから世話ないですww。今ではなんか通称はあるんでしょうか?

それでまぁ場所は無事に見つかり、ともあれ事務所にクルマで入っていくと、そこは広々とした駐車スペースに、小柄なビルが周囲に散りばめられている感じの施設でした。

 

3つほどのビルに世話になる

applicationoffice
移転などの住所変更に伴うナンバーの切り替えは、正式には変更登録と言うとのことです。所有者が変わる名義変更の場合は移転登録ということで、この手の漢字の専門用語にはどうもなじめません。

慣れないもので、手持ちの紙の書類を一応全部持って、駐車場から一番近い設備がそれっぽかったので入ってみました。

そこは自動車税事務所でしたが、慣れない素人の訪問には慣れているらしく、1番の番号が書いてある事務所にまず入って、窓口に問い合わせるようにとの効率的かつ的確な指示をくれました。

たぶんプロばっかり来る施設なので、一般人は一生のうちに何回も来ないようなところに、懇切丁寧な案内板などは置いてない、というふうに理解しました。

その1番のビル自体が自動車検査登録事務所なんだと思いますが、受付側の人も、世話になる側の人も相当数がせわしなく動いていました。言ってみれば超アナログです。

その中でも驚愕したのが、受付のおにーさんの超絶処理能力です。

クルマの登録関係は、登録・変更・廃止など手続きの種類が多いだけでなく、それぞれに事情が違う条件がかなり多く想定されているので、条件分け処理を的確に行わないと時間ばかりかかることになります。ホントはそれこそデジタルにすれば良いんでしょうけど、今は期待しない方が良いですね。

銀行の受付のように、待ち行列のためのフダを取るようになっているので抜かされたりはしないのですが、ちょうど私の前の人が手続きしているときのさばきは見事で、どうやら名義変更とやらで変更先が未成年のケースだったらしく、結果としては少しの不備のため申請受理とはならなかったのです。その内容はなんと親の実印が紙に押されてなかったこと。仕方がないのでその方は後日出直しになりました。トホホですが、なんともタイムリーなネタになってしまいました。

 

アナログなシステムに感謝

sealing
で、私の番になって最初に住所変更とお願いして訊かれたのは、普通車か軽自動車か。軽なら訪問する事務所が違います。車庫証明は持っているか、なければ警察署に戻る。自己所有か、住民票持ってきたか、認印持ってきたか、くらいでしたかね。たまたま全クリアしました。

興味深いのは、希望ナンバーの登録は済ませましたか?と来たので、何もしてないっすよと言うと、大丈夫スカ?みたいな感じだったので、ナンバー何でも良いのでと言うと、ニヤリとされました。みんなほとんど希望ナンバーを申請するもんなんでしょうかね?

そうしたら申請用紙渡してくれて、書き方を完璧に教えてくれて記入。住所を住所コードで入れなければならないので紙のリストを50音順に探して町名までのコードを探して転記します。

隣のビルで、350円の自動車検査登録印紙(収入印紙でも収入証紙でもない)を現金で買って申請書に貼付し、車検証・車庫証明・住民票も添えて、再びさっきのお兄さんに提出。

超絶慣れた手付きと、鋭い眼光で瞬時にチェック完了。にこやかに、隣の税金のビルに行ってくださいとの指示で、申請は完了しました。

隣のビルに行くと、さっきの素人が来たなという感じでスピーディーに対応してくれました。ここでも申請書を書くのですが難しいことはなくスラスラと書いたのですが、納税義務者(つまり自分)の欄の「印」のところにハンコ押そうとして朱肉が置いてない。さっきの申請時には置いてあったので、窓口に朱肉貸してくださいというと、「印鑑要りません」と言われました。このパターン初めてですが、もしかして菅さんのおかげ?

税金は税金で、自動車税の複雑さは素人にとっては超絶複雑ですね。細かいことはとても書けませんが、条件分岐は気が遠くなります。

要は私のクルマは結構な免税措置をそれなりに既に受けていて、必要な自動車税はいままで滞納が無かったということを確認し特に問題ないとなれば、今付いてるナンバーを添えて隣のビルに行ってくださいとの指示。あ、ナンバーを自分で外すんだと認識。

封印されているナンバーを外すのは簡単です。貸し出ししてくれるマイナスドライバーでこじるのですね。めったに無い機会なので、結構快感だったりします。こんな感じ
screwdriver
自分でクルマの前後に渡された新ナンバーを取り付けて待っていると、係の方が現れて、車体番号を確認した後に封印をしてくれて完了です。

封印はなんかすごい装置で大仰にやるのかと思ってましたが、親指でパチャっと押して終わりでした。あっけなさすぎ。

かくしてナンバーの変更が完了となりました。この手続を面白いと感じた方はぜひ節約も兼ねてチャレンジをおすすめしておきます。

終わってからふと感じたんですが、こうやって実際にクルマを持っていって作業することって、どうにかしてデジタルにできないものなんですかね?電子ナンバーがAR(拡張現実)でナンバーが映し出される街中を走る未来とかですかね?