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【地方からEV?】脱ガソリンで供給網が

投稿日:20201209 更新日:

自動車から内燃機関であるエンジンが消えゆく運命にあるわけですが、すでに動きが加速している感じがします。
自動車メーカー各社も、関連産業も、そしてユーザーもよく考えさせられる時代に突入したもんですね。
 

減り続けるガソリンスタンド

gasstation
都会でのクルマ生活ではあまり意識する必要も無いガソリンスタンドの数や場所のことですが、地方に行くとヒヤッとすることがあります。
初めて北海道旅行した時にあまりにも気にしなかった(=無計画だった)ため、本当に途中で止まる寸前だったことがありました。季節によっては本当に命に関わることだと、後で地元の人に諭されたというオチがつきました。
日本のSS(給油所)数は、毎年1〜3%くらいは減少し続けているようです。この原因は一瞬EV(電気自動車)の普及なのか?とよぎりましたが、ほとんどと言っていいほど関係無いようで、車両の燃費の向上がその理由です。
そういえば軽自動車に乗り換えたとき、その後ハイブリッド車に乗り換えてから最近に至る過程でいつも感動しているのは燃費の向上でした。今はリッターあたり20km位走ればまぁ燃費が良いと表現している感じですが、昔は10でした。倍走るんですね、今は。
まぁこれは業界のただならぬ努力の積み重ねでなし得てきたことなわけですが、今後はそもそもガソリンなどの化石燃料を燃やしてエネルギーを得ること自体を、言ってみれば否定することの努力をしなければならないことになっていると言えるでしょう。
ガソリンスタンドはエネルギー分野なのに、電気ガスのように公共事業の性格は薄くて、民間企業の経営で成り立っている業界です。そして最近のこのSS減少により、居住地にSSがなくなってしまうということも起こってしまうようになったのです。
昔灯油といえば、トラックにタンク積んだ業者さんが家の近くまで来るので、カラの容器を持ってよく買いに行ったもんですが、今はクルマでSSに買いに行くのも普通ですね。家庭生活のための暖房で考えると、灯油の供給インフラとしてのSSを行政が考えなければならないステージに入ったということでしょう。
 

EVの意外な利点

evstation
先日にちょっと書きましたが、地球の環境を保全するのは、クルマというまぁ重いものを移動させるためのエネルギーをどうやって調達して持ち歩く(携帯する)のかを考える勝負ということになります。
ふと気づいたんですが、EVは家庭のコンセントからでも充電できるので、SS不足は関係無いですよね。日本だとまぁ相当な僻地に至るまで電力網は整備されているので、SSが無くても車両に充電は可能なインフラです。
さらに天然エネルギーをEVのための電気に変換・利用できる手頃なシステムでも開発されれば、EVの市民権は格段に上がることと思います。クルマに必要な電力量を考えると、都会ではちょっと難しいかもしれませんけどね。
EVは充電ステーションが無いとガス欠、じゃなくて電欠になるのでEV充電ステーションが普及しないと利用が難しいというの常識のようになってますが、実はガソリンスタンドの無いへき地向きなんだという面白さを感じます。
さすが抜かり無いなと思ったんですが、へき地のSS対策について、経産省資源エネルギー庁の情報が載っています。リンク
今はSSがゼロ件は10町村だけにとどまっていますが、民間にまかせているだけではとても経営が成り立たない状況のようで、公共事業としての再編などをしてしのいでる状況です。
今後SS減少に対応する件数はしばらく増えていくと思いますが、さてこれから10年程度の間で大きく脱ガソリン化を進めるとなると、買い換えずにガソリンで食いつないでいかねばならない事情の人は、かなり困ったことになりそうです。
 

思ったより厳しい欧州の規制

europe環境に対する規制の厳しさで知られる欧州圏ですが、中国や他国も含めて脱化石燃料の大胆な規制が予定されています。ざっくり言うと現在、日本は非常に規制に消極的だと評価されていることと思います。
規制の開始時期ですが、早ければ2025年には実際に開始が予定され、例えばスペインのバルセロナでは、今年2020年からは2000年以前製造のディーゼル車は通行禁止になったり、まずは2025年ころからは多くの大都市でディーゼル車の通行禁止規制が開始される状況です。
さらに2030年から2035年位からは、具体的にガソリン車も含めて内燃機関禁止の方向に各国が動きだしてていますが、実はグレーな部分はHV(ハイブリッド車)です。
HVやPHEV(プラグインハイブリッド車)には、走行のための電力を充電するためのエンジンが装備されていますので、いずれにせよ石油を燃やしてエネルギーを取り出す方式です。バッテリー(電気)で走るのでガソリン車じゃない、という扱いがグレーですが、そのうちまたこれも規制あれは除外みたいな攻防は続くんじゃないかと予想します。
でもクルマを動かすエネルギーを全部電気だけでまかなうことについては一気にシフトできない事情は多いと思います。たとえば大型トラックが長距離輸送に対応できなくなったり、バスは全部トロリーバスや市電に戻すとかですかね?
今のところ世界最大のEVトラックの航続距離は400km程度とのことで、おそらくぜんぜん日本の事情に合わないんじゃないかと思います。
これからの人とモノの移動や輸送について、規制や制限や変更など、もしかしたら甚大なインパクトがこれから起きるのかもしれないと感じています。ものの製造や消費、移動スタイルや車両のサイズなど、これから20年間くらいでガラガラと変わっていくんじゃないでしょうか。

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