苦肉の政府アプリ【リアル展示会で】
今朝M8級の地震がニュージーランド近くで有ってびっくりした朝でした。
関東4都県の緊急事態宣言解除が延長になるとのことだし、天気も悪いし、こういう日もありますね。
展示会でも看板にちょっとため息
天気も世界情勢も身の回りでも、やっぱりちょっと波というものを感じます。
毎年やってくる四季ですが、1年ほど前からずっと、なにやら季節を季節らしく感じることができぬまま過ごしているような感じです。
たまに展示会に行くのですが、そこで見た看板が印象的でした。
今の日本社会での経済活動では、政府や地方自治体が定めたルールにしたがって目に見える対処をしていないと、誰に何を言われるかわかりません、って感じでしょうか。
さすがに展示会のプロが主催・運営するリアル展示会では、相当厳重な感染防止対策が随所にされていました。
ここまですれば100%大丈夫だという対策は、世界のどこにも転がっていませんから、主催者・出展社・来場者のそれぞれの自己責任としながら、経済活動に参画するという構図です。
みんなの願いは、結果として感染などの事実がこの場で起こらないように祈る、ということですね。
台湾のITによる新型コロナ対策が功を奏したとの報道を聞いていますが、日本はというとちょっと今は残念なことになっていますね。
政府DX推進のトップ平井大臣が厚労省がCOCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)の不具合について、業者に発注した後の対応がダメだったと、ため息のようにつぶやいておられたとのことです。
とは言え日本全体のことですから急にやり直しと言っても無理でしょうから、上の画像のような苦肉の策の看板ということになるんでしょう。
今後、いい感じのアプリが出てくれることを期待し、それまでは一旦入れたCOCOAを削除しました。
このところ、政府からのデジタル人材募集のメッセージを多く見かけるのも、この影響なのかしら?(考えすぎ?)
ともあれ展示会は混雑してません
社会行動で、密を避けるというと「閑散」となり、人出が前提の経済活動には大影響が出ていることは、もう認識が行き届いたと思います。
今回の幕張での展示会へは、どうしても聴いておきたいセミナーが複数あり、さらにオンラインでの公開はされないということだったので、なかば仕方なく会場に出向いたというパターンです。
社会や経済、技術の転換点にいる人達の生の声を聞くことは、大いに意義が有るとは思うのですが、聴く側だけの論理で言えばオンラインでやってほしいところです。
しかし、来場者が会場にリアルに出展しているブースへ立ち寄り、商談につながることを目的としている展示会です。リアルな人間が偶発的に未知の会社のブースに立ち寄ることも期待されています。
先月訪問した展示会ではかなり多かった会期中の出展辞退のブースも多かったのですが、多くは出展するようになっていました。
展示会場内を目で見た感じですが、会場内を歩き回りやすいということは、まだこの時期、人出は十分に多くないと言えるでしょう。
バーチャルでマーケティングし、リアルにシフト
このような展示会に足を運んでみて思うことは、今後のDXの進展によってマーケティングの主戦場はデジタルになり、その結果としてのリアルへの展開という順番になるんじゃないかということ。
戦後ニッポンの画一的な教育も様変わりしていくでしょうし、知識を得てキャリアアップしたりコミュニティに参画していくことが、生活者にとってやりやすくなっていくのではないかと予想します。
今後、日本の企業活動も、そこで働く人達の価値観シフトや、技術に裏打ちされた社会制度の変革によって大きく変化させられてしまうでしょう。
近年大規模イベントと聞くと、野球・サッカーのような通常のスポーツに加え、e-sportsと称されるゲームの世界大会や、ミュージックライブ、ビッグサイトや幕張の会場を埋め尽くすコミケなど、どうしてもリアルに価値を感じまくるエンタメ系のイメージです。
逆に仕事系は、B2CもB2Bも主戦場がデジタルになって、ロイヤルカスタマーだけがリアルの場所でプレミアな特典を受けるみたいな構図にならないですかね?
テスラの販売もネットだけにシフトする時代ですね。さて次世代展示会はどんな感じになっていきますか。。。