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県をまたいだ往来が可能に

生活

全国的な人の移動自粛要請について、県をまたいだ往来が可能になるということです。

 

都道府県単位?

昨日の記者会見では安倍首相が
「社会経済活動のレベルをもう一段引き上げます。あすからは都道府県をまたぐ移動も全て自由になります。」と笑顔で語っていました。

え?いままでは県境に検問が有って、そこで手形を提示しなければ通れなかなったのか?と、一瞬劇画を想像しましたが、それは無いですね。

国レベルでこういった宣言をするというのはとても重要なんですが、都市部とそれ以外も一緒にして、全国の都道府県で対応を分けるという考え方には、やっぱり少々私には抵抗がありますね。

行政を各県に分けて進める必要はわかります。

でも人の心の中で、県で分けようとする差別の心や、自粛警察のようにちょっと科学データに基づいてると思えない精神論のような謎の新ルールとかが生まれてしまったのはマイナスだったですかね。

 

越境?

県をまたいだ云々というやり方や表現で、いわれのない扱いを受けた職種の人は多いと思います。

身近なところでは物流、特にデリバリーの最前線を支える人たちがウイルス扱いされたことなど、ちょっと許されませんね。

スーパーで食料や日用品を買い揃えることができるのも、長距離トラックなどの物流の大動脈が稼働していてくれたからだということは、なかなか一般人には伝わってきませんでした。

考えてみれば、東京や大阪などの大都会にオフィスがある会社には、出勤する人の多くは他県から通勤してきています。出勤する都度、越境!ですよね、

これは不要でも不急でもない、といい切れたのかもよくわかりません。

なので、県で分けるというのは、生活の場に持ち込む区切りとしてはふさわしくないのではないか、と思った次第です。

 

消費の新スタイル

鍋料理

美味しい鍋を囲みたい!

 

経済は人の心が動かしているわけですが、レベルをもう一段引き上げますと言われても、何がどう引き上げられるのかはさっぱり伝わってきません。

もともとの平常時レベルに戻していきましょう、そのためにはこの際新しいやり方に変えましょうというような、雰囲気作りをやってもらうのは良いと思います。おそらく相当工夫を加えた戻し方になるでしょう。

最近見た目でわかりやすいのは、アクリル板で区切られた外食店舗とかですか。

面と向かって楽しく鍋をつつき合うなんてのが一番楽しい絵だったのに、個別に分けられた鍋のとりわけを、仕切りで区切られたところであまりしゃべらずに食べる、ってことにスタイル変えるんですかね?

それだったらテイクアウトでうちに帰ってからオンライン飛沫なし飲み会でいいんじゃない?って感じになったりして。

いやー、そういう戻し方はまっぴらごめんですよね。

外食文化は何のために有るのか、価値の根本が問われる事態にもなってるんだなぁと感じます。

身近に目に映るもの以外でも、相当根深い変化がまだまだ起こっているはずですが、気になるところです。