非接触な世の中に
感染症予防というお題目がクローズアップされているこの頃ですが、日常生活でも接触感染を意識した行動が目立ってきています。
身近なところでは、日常の買いものでの動作を考えると、スーパーマーケットが典型例になるんじゃないでしょうか。
非接触カードでの買い物
スーパーに行った時には、入り口のところに置いてある消毒液を手に振りかける所に始まり、カートやかごを持つ手のところなどはどうしてもさわってしまうので、その手で自分を触らないように気をつけることが基本になります。
そして買い物の途中には、自分が買うものを手にとってかごに入れるために商品を触って、場合によっては戻すという動作を行いつつ、最後には支払いのためにレジに並ぶというステップが待っています。
このレジの列が大好きという人はまず居ないと思いますが、ここを通らないわけにも行かないわけですしね。
なので、最近では少しでも精神衛生上マシなセルフレジを好んで使ってますが、もしかしたらどっちが速いのかよくわからないケースも有ったりします。
セルフでも店員さんの操作でも、商品をバーコードにかざす時には商品を手で持ってスキャナの前にかざしたり、場合によっては操作パネルやボタンを押したりと、手で何かに触れる動作は相当多い。
そして最後に支払いの操作ですが、現金・クレカ・QR決済がある場合には、なるべく現金に触れないようにしたいのでそれ以外をなるべく使いたい。
というような感覚で私は過ごしている感じです。セルフレジ、使ってますか?
支払いだけでも非接触で
非接触クレカの話を前に書きましたが、買い物をしている最中にはいろいろと接触は起こります。
いかにして多くの人が触っているモノに触れずに買い物をするかということは、感染予防のためには大事ですけど、結構難しいですね。
むしろ何かを触った手で自分を触らないということが大事なわけですが、支払いのストレスを少なくすることについては、誰もが歓迎でしょう。
ここでは、通常のレジでも非接触決済の方が手軽だという理由で歓迎されています。
そんな中、アメリカで定評があるScan & Goが、茨城県のカスミやマルエツで展開されているとのことですね。
買い物の途中に、自分のスマホにダウンロードしてある専用アプリで一点一点買うものをスキャンしていく方式で、レジは素通りしても良いという仕組みだそうで。ストレスフリーで良さそうですが、操作できない人対策とか、性善説前提とかいろいろありそう。はやく試してみたいですね。
あと、Suicaなどの交通系非接触カードは、手軽さでは一人勝ちのような気も。あまりに便利なのでオートチャージと組み合わせて、つい使いすぎ状態にもなりやすいほどです。
非接触といえば体温計
コロナの前にはまず行われなかったこと、そして今は行なわれて当たり前になったことの一つは、施設などへの入場時の体温測定です。
さすがに昔の水銀の体温計なワケはないですが、接触式一分計とかで測ってくださいといわれてもイヤですから、この世の有益な発明品である非接触体温計の登場です。健康診断ではないので、耳の穴とかではなく、おでこに向けて体温計をかざされます。
計測されるのは赤外線ですので、かざされてもなにか出てきているわけではないんですが、最初はなにか出てくるのかと心配になりました。
あと、仕事の上で欠かせない(と思われてる)名刺。これも、他人が触ったものを交換し合うわけですから、それを気にする人のニーズも有り、デジタル名刺交換システムなども多く開発されています。そしてそもそも名刺交換やめて、メールやSNS系のDMで済ませましょうという考えも出てきたと思います。
名刺に書かれている肩書がステータスだったとか、名刺を集めた枚数が自慢とかいう時代は終了して、ますよね?
どうせ情報だけ必要であとは捨てるんですから、ここでも時代はペーパーレスに向かってほしいところです。
実際に面会したときに電子名刺交換する際の最有力候補技術は、スマホに搭載のBluetoothじゃないでしょうか。
vCardフォーマットなどは存在しますが、世のデファクトになる連絡先交換アプリが席巻してくれないですかね。OSレベルじゃないと難しいでしょうか?
非接触のファンドまで
非接触アプリケーションの裾野は相当広いだろうなと思ってたら、非接触株式ファンドまで出たとのことですね。
今後どんどん新技術ができてリリースされてくれば、こういうファンドの存在価値も高まることでしょう。
政府の経済対策としてのGo To キャンペーンは、トラベルでつまずいた感が否めませんが、この類の技術の新しい使われ方の層が厚くなって、多方面での経済活性化につながってくることを期待しています。