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電卓からPCへ

ガジェット・Mac・PC・電気電子 生活

コンピュータがまだ身近でもなければ安くもない時代がありました。

今でこそスマホが一人に一台という世になりましたが、いわゆるコンピュータといわれる類のモノは、人々の生活を激変させて来ましたね。

 

レジって

そもそも計算を高度に行う機械のことをコンピュータと呼ぶのだと思います。まだICやLSIなどの半導体デバイスが普及していなかった時代では、今では当然となったデジタル処理をするのはコストかかり過ぎで、民間では普及しませんでした。

それでも誰でも計算を間違わないように行うニーズはもとから有ったわけで、その典型がお金を扱う会社や部門、そして一般民の目に触れる典型的な場所としては商店でした。

スーパーに買い物に行くと、レジのところで会計をしますが、そもそもここにおいてある計算機、つまり登録機=レジスターの略なワケですね。
この電動計算機が設置される前は、そろばんか筆算か暗算での販売や経営だったと思いますが、個人商店に比べて販売点数が多いスーパーでは、高額投資してでも必要だったため普及したんだと思います。

こんな感じの機種をよく見ました。→リンク

 

実は機械式コンピュータ

それぞれの桁のボタンを押して、一番右の大きな登録(レジスター)ボタンを押すと、金額が加算されていって合計が出る、という仕組みです。今となっては当たり前すぎますが、打ち間違わないかぎり計算も違わず、レシートもちゃんと発行できるし、当時は画期的だったんでしょう。

ここで使われていたレジ機の中には、真空管やトランジスタではなく、歯車とモーターがぎっしりと詰まっていたんだそうです。加減乗除を行うだけでも相当な部品数のトランジスタが必要になり、とてもじゃないけどレジに安価に詰め込めるようなものではなかったということです。

ということもあり、だれもスーパーのレジのことをコンピュータと呼ばなかったわけですが、その後レジの電子化が急速に進みました。そして電卓が世に出て、民間でも手の届くところまで安くなりました。

 

電卓の普及

私が一番最初にこれはコンピュータだと意識したのは、カシオの電卓でした。電気卓上計算機を略して、電卓。

プラスチック製の、それぞれの桁のボタンを押して計算するアナログ歯車「計算機」で遊んでいた当時、本当にこれが欲しくてねだった覚えがあります。

当時は子供のオモチャとしては高価で手が届きませんでしたが、社会に爆発的に広がったきっかけとなったのはカシオミニでしたかね。

液晶では無い6桁表示でした。電源をいれるとピーーンという音がしたのを覚えています。ただ電池がすぐ無くなるので、ACDCアダプタをつなげて使ってました。

その後液晶タイプで電池も持ちが良くなり、小さく薄くなり、そして激安になりました。

電卓も関数電卓が出て、プログラムもできるようになって、学術系にも広く使われるようになりましたが、そうこうしているうちに、今で言ういわゆるコンピュータ、パソコンが生活の場に降りてきました。

その頃コンピュータといえば、メインフレームと言われていましたが、どうもとっつきにくく、縁が無かったのです。

しかし計算のためというより、生活に関連したすべてのことができる可能性が有る!と言われていた、学校に導入されたPCに飛びつきました。

 

生活を良くするものが良い

動機は勉強でもネットでもブログでも無く、ワープロとゲームでした。なにせキーボードで文字を入力できるなんて夢だと思ったし、ゲームは低機能のものでも刺激的で面白かったですね。まさかこれが後にインターネットにつながり社会を支えることになろうとは、実は当時想像できなかったですね。

膨大なデータが世界を動かしている今日、まだまだ変化が加速しています。ムーアの法則の行き着く所ではAIが人間を凌駕するとも予想されていますが、PCに初めて合った時のことからのことを思い出すと、マジでヤバいことになるかも?と、ちょっと心配になったりもします。

ともあれ放浪してアナログの人間同士で雑談できることが、一番私は幸せと感じるのは今後も変わらないハズ、なのですが。。。

 

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