データサイエンスが重要
ガジェット・Mac・PC・電気電子 ネットワーク 働き方 生活
電卓は日常生活に入ってきたコンピュータ。もはや文房具として生活を支えるものになってだいぶ経ちました。
PC・スマホを使う側
その後パソコンが家庭に爆発的に普及したかと言うと、スマホがなかった時代ネットに高速でつながる端末という意味からか、8割前後の普及率だったようです。一人に1台でもないし、持ち歩けるわけでもなかったというわけですね。
PC、つまりパーソナルなコンピュータと言う割に、両親と子供みたいな家族では、一人が専有して使うという感じになりにくかったんでしょう。もしかしたら各世帯には結構普及していても、実際にはホコリをかぶっていたケースも多かったのではないかと想像します。
それが2010年位からはスマホがじゃんじゃん導入されてきて、ガラケーにしがみついてた人もさすがに乗り換える人が続出しました。2017年には日本で世帯PC普及率をスマホが凌いだとのことで、やっぱり持ち歩ける端末=小型高性能コンピュータという位置づけのモノは強いですね。
日本ではかなり多くの人が、ラッシュ時に縦の四つ折りにして新聞を読みながら通勤していた時代に、韓国に行ったら皆スマホをさわってたなんてことを初めて目撃したときには衝撃を覚えました。いまでは、コロナ騒動で満員電車に乗らなくなっても、移動時にはみーんなスマホかパッドを操作しながらという光景が普通になりました。
スマホも生活もビッグデータを産んでいる
そんな世界を誰かが予見していたんでしょうね。日々人々が生活している分、ビッグデータが生まれ続け、その量は加速度的に増え続けています。
今まで勉強と経験から切磋琢磨して優秀な人間になって、いい会社で偉くなるのを目的にするべきだなんていうストーリーがよく聞かれました。
でもこれからは、このビッグデータを上手く料理して活用し、新しいサービスや使い方をする人を目的にすべきなのではないかと思うようになりました。
気合と根性で人生の美談を作り楽しむ、という文化は大好きなんですが、その場を作るためにはビッグデータが必要だという順番の時代になるんじゃないでしょうか。
そもそもビッグデータとは3V、volume=膨大な量、variety=多種多様なデータ、velocity=速攻リアルタイムで分析の3つを叶えることにより、今までのレベルのデジタル化程度では到底実現できない分析や改善、新しいビジネスや福祉の創造ができるようになるという分野を支える元データです。
世界に超大量のセンサー
世界じゅうの人が、1日1回以上何らかの検索エンジンを使って何かを検索している時代になったし、今年あたりすでにIoTセンサーが世界中で500億個くらいは存在していて、今後も増え続けるという予想ですね。
今は通信分野に半数ほどセンサーが使われているのですが、今後は自動車・医療・産業用用途での伸びが大きくなると予想されています。
私達の生活では、ちょっと移動したりモノを買ったり消費したりしても、超大量のデータがどこかに吸い取られて染み込んでいるのですね。そしてどこかのAIシステムがディープラーニングでどんどん賢くなり、世の中を操作するようになってくるんだと思います。
もうすでに交通分野では信号の制御などに、人知れず使われているようです。隣の大国では、犯罪者は街じゅうに張り巡らされいている防犯カメラのネットワークの前を移動するだけで、即逮捕ということもすでに可能になっています。
シンギュラリティ
こうしてAI、つまりコンピュータが人間の能力を色んな面で超えてくるということがどんどん現実になってきて、追い越してしまうというようなことをシンギュラリティと呼ぶそうです。コンピュータが自ら学ぶようになれば、そりゃ人間より高速に学んでいけることでしょう。
AIにすでにやられてしまってる感があるのは、信用スコアですね。最初はなんじゃこれ?と思ったんですが、与信や社会的地位までもAIで判定してしまおうというわけですから、これが蔓延してくるとスコアが高い人だけが恩恵を受けられるような社会になっていくと予想されているので、社会の犯罪は減ったりするでしょう。
現在では、結果が数値で表されるような分野に向いているので、人間としてはお題目を決めるとか、そもそもの目的を設定するようなことに特化していくと思われてる。でもやっぱりそれでもAIに人間はどんどん追い抜かれていくんでしょうね。
こういうことが知られていくるようになると、せっかく技術と知識を蓄えて叶えた仕事がなくなってしまうとか、生活が脅かされるとか心配する人も居ると思いますが、まぁまずはデータと解析技術の世の中になったんだなと認めるところから始めるのがいいんじゃないですかね。
データは宝の宝庫
経営などで大事と言われる資源、ヒト・モノ・カネというのは、ヒト・機械・データに変わるんだという意味で、そろそろ第4次産業革命でしょうかね。
莫大なデータにはお宝が眠っているはずです。なんかこの宝で一旗揚げられないもんですかねぇ。
こういう世界では、テクノベート(テクノロジーとイノベートをあわせた造語)がキーワードです。
テクノベート
人は何をしていくべきか、わかりやすく解説してくれているサイトにたどり着きました。
ai時代の必修教養「テクノベート」とは何か
なんかもうすぐらしいですね、テクノロジーがわからないと経営者が勤まらなくなる時代は。
自分よりぜんぜん若い人がスペシャリスト新人技術者として入社したら年収が3000万円とかっていう冗談みたいな世界。
結局人間のやるべきことは、意思決定・オリジナリティ創出しかないんでしょう。
技術者には一朝一夕でなれないとして、少なくとも今後の時代を支える技術については、「会話」くらいはできる人になっておく必要はあり、ってところでしょうか。いやはや、勉強し続けるのにはいくら時間が有っても足りませんなー。