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生き方とか働き方とか【ひたひたと迫るもの-2】

働き方 生活 社会 経済

今日も職場のメンバーとオンラインのミーティングがありました。

パンデミックで定着したオンラインミーティングですが、いまだに慣れてない社員達とのミーティングはいろんな困難をイメージさせたのでした。

 

コロナ破綻という単語

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たった一年くらい前には、コロナで破綻と言っても全く何のことかわからなかったですが、には東京商工リサーチによれば、2021年2月2日現在新型コロナ関連の経営破綻件数は1000件に達し、解雇・雇い止めは8万人を超えていると報じています。

人の流れを止める自粛活動は、金の流れを止めるので経営破たんにつながることはもう皆認識済みです。でもこの終わりの見えない、延長もされてしまう経済の足かせにより、経営破綻を余儀なくされる企業体や個人は増えていきます。

肌感覚で申し訳ないんですが、サラリーマンとして会社に勤務していると、雇用や生活が守られている感があります。飲食店などの業種は大変だなと他人事に語る人も実は多いのが実情です。

良くも悪くも企業は、世間の動きに対して行動が遅くなってしまう特性が有るので、利害関係者全員の了解を取ってから出ないと行動に移せないというジレンマが存在します。

そして根本対策を打てないままに資金ショートで破たん、という会社も有ったことでしょう。

財布がすごく分厚いのでしばらく大丈夫と高をくくっている会社も、実はこれからの将来の変化のスピードが加速することもわかっています。変化しなければ存続が難しいとはわかっているので、少しずつ動きが見えてきていると思います。

 

やはり派遣・契約・業務委託から

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日本経済が低迷し、諸外国並みに伸びていかなくなって久しい上に、国内人口も減少していくことを考えなければならないことは学生でももう知っている現状ですね。

高度成長期を支えた団塊の世代からの影響も受けることが少なくなってきたとは言え、どうも日本にはその文化がかなり見える形で生き残っている感覚があります。リアルにアナログで、気合と根性で頑張ればみな救われるという理論に近い感じです。ところが救う人がどんどん居なくなっている。

さらに働き方改革や最低賃金の引き上げが続いてきたことで、企業が支払う給料=労働コストの上昇につながっている状態と思われます。加えて経済の落ち込みによる終わりの見えない売上減少が続くと、正社員以外から雇い止めとなってしまいます。

実は身近なところでひたひたとこの動きが迫ってきているのです。だんだんと、でも着実に、部門まるごとの席替え移動やこの契約終了が進められて行く現状で、経営からは詳細の説明がされていないことも加わって、非常に重い空気が職場に漂ってきています。

 

これからの生き方・働き方のために

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同僚との会話では、これからの会社の将来や雇用の話、そして各自の生き方に関する話題が増えました。

日本の年功序列に関連する事を前に少々書きましたが、世界の流れにも合わせていく必要があると言われてたところにパンデミックの波ですべてが加速している状況です。

没個性と真面目・勤勉・確実が良しとされている職種と、それに向いている人が多くいるとも言える環境です。職種で考えれば、このような素養を良しとして頑張ってきた人の仕事や作業は、多くがAIによって無くなっていくとは思います。日本の職場の場合はこれもゆっくりと少しずつとは思いますが、でも確実に。

で、今までこういう風に頑張ってきたと思ってた人が、いざリモート会議に参加するのに準備もできず、時間の半分も打ち合わせができない現状があります。今後会社だけでなく社会にも参加できない確率は、どうしても上がってしまいます。

自分を磨くと言えば聞こえは良いかも知れませんが、常に次やりたいことや、やってもらいたいことができるようにスキルを身に着けておく必要がありますね。次のステージに進む時に求められる能力は、思ったより新しいものになってたり全く持ってる考え方が通じないところかも知れません。世の加速が思ったより早く進んでいるからです。

これからを支えて伸びていく産業でパッと思いつくのは、DXに直接関わるIT業種と、人々の生活を支える金融・エンタメ・介護くらいなのが正直なところです。

伸びていく分野や場所で仕事したり活躍することと、そうでない場合とではやっぱり生き心地というかイージーさが違いますよね。これもインターネットメディアから容易に情報が得られるので知れ渡ってしまった感じもします。

いま携わっている職種や業種が、ごっそりと無くなってしまうんじゃないかととの不安を抱く人も増えてきました。

でもそんな心配をしている人にかけたい言葉は、不真面目、サボり、適当をしつつ時間をつくり、自分の勉強に充てれば次が見えてくるので、好きなもんだけ続けていれば良いんじゃないの?ってことです。これって裏ワザ? ん??サラリーマンの真髄?

制度も考え方も、もしかしたら法律もこれから根こそぎ変わるかも知れない時代です。皆でゴムのように柔軟になってしまっても良いんじゃないの?

心配がたまってきている人達をなんとかほぐしたいと漠然と思った一日でした。