ウイルスの次にやってくるもの
日本赤十字社がYouTubeで、人の心に関するコンテンツを発信していますね。
ここのところの在宅生活モードで、私も最近とみに感じている事を、うまく表現してくれていると思います。
いつ終わるかわからない、見えない敵の動き。
どうやらウイルスというのは、自己を増やすということに強烈に特化して(?)いる存在なんだそうです。なにがなんでも、自分たちを増やそうとしているということなら、こちらもなにがなんでも抑えてやろうと思いたくなります。
コロナ騒動ではいろんな事を見つめ直すいいチャンスだと思います。
今回の件ですぐに思い出したのは、日本の人口でも多くを占めるサラリーマンの人生とその行動パターンが、高度成長期からちっとも変わってない、成長していないことです。
成長してないのにこの仕組や考え方は、放置しておいたほうが経営上都合が良い場面が多かったんでしょう。結果、世界各国の中での日本のチカラというのが、世界各国にどんどん抜かされていきました。日本を支えている皆から、そして世界からも、失われた20年、いや30年と思われてます。
GDPもその間に世界2位から3位になったと嘆かれてますが、実はそれより大事なのは「国民一人あたりの」GDPの方がよっぽど大事なんじゃないでしょうかね。
いろーーんな国に抜かれまくってて、2018年の結果で日本の一人あたりのGPDランキングは、世界で26位、アジアで4位とのことです。https://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
通貨のレートや、国ごとの人口が計算に含まれるので一概に順位と言っても甲乙つけがたいと思いますが、これだけ軒並み各国に抜かれているのは、日本で富を産む人たちの生産性がぜんぜん他に比べて高まっていないという証拠なんじゃないかと思います。少なくとも私はリーマンとして、強く実感し続けてます。
先見性を持った指導者や先進技術は、この教育も経済も十分発展している日本で潤沢に存在するのに生かされてないのではないかと。
自粛モードで経済がずたずたになっていってる最中だからというわけでは無いんですが、そろそろ日本社会とか経済とかで蔓延し続けている非効率な古き慣習というのは、否が応でも崩れていくんじゃないかと思います。
このままじゃ日本の未来は暗くなるだろうと思いつつ、結構長きに渡って過ごして来ました。
インターネットが出てきた時に大きく伸びるチャンスをどうも十分に掴みきれなかった日本ですが、今は人の心をきちんといい方向に向けられるという文化を活かすべき時であって、明るい次世代に向け、皮が向けるチャンスだと思っています。