Band3と18の繋がり方【楽天モバイル】
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MNO(移動体通信事業者)となった楽天モバイル。
電車で通勤する身にとっては、結構な生活インフラになった感じのタイミングですが、気になる部分も出てきました。
楽天モバイルの使える低速モード
NTT docomoによるahamoショックの襲来でピンチとささやかれてしばらく経ちました。
なんだかんだ言いながら、所帯の大きい他のMNO(docomo, Softbank, KDDI)に先がけて、すでに付き2980円のプランをすでにリリースし終わっているのは楽天モバイルですね。
一年無料のキャンペーンでお試しには十分な環境を提供してもらっています。東京都心に住んで通っている場合は一択なんじゃないでしょうかね。
その理由というのも、前にbandの事を少々書いたりしましたが、地上で都心であれば、Band3につながって楽天独自回線の高速データ使い放題だからです。
もしband3がつながらない状況では、band18のau回線(パートナー回線という表記)に自動的に切り替わって特に問題はないのですが、月に5GBまでしか高速通信枠がありません。
そのため私の場合は通常は高速通信をオフにして、必要なとき以外は低速モードにしておくという、少々わずらわしい運用をしています。
まぁ低速と言っても、2枚刺しで利用中のOCNモバイルoneの低速モード128kbpsに比べれば、4倍ほど高速で、音声アプリやYouTubeであっても、インタラクティブな操作をあまりしないものについては、まず再生するのに困らないんですよね。これはなかなかの進歩だと思います。
この低速モード1Mbpsというは、微妙に使えなくて使えるという、良いとこ突いてると思いますが、楽天モバイルが最初なんでしょうかね?どうも他社もこのあたり追従している感じですが。
楽天モバイル独自回線につながりにくい
スマホに楽天モバイルSIMを入れてテザリングで運用していますが、PCでの運用はどうしてもインタラクティブに操作することも多く、1Mbpsは少々かったるい感じになります。
1Mbpsは1メガビット毎秒なので数字を8で割ると、0.125メガ=125kバイト毎秒です。大昔なら超御の字の速度ですが、時は現代。この程度で重めのwebページなどを表示すると、相当待つことも多いですね。
webのページを表示するだけならまだいいんですが、DropboxやGoogleドライブのクラウドとの同期や、GoogleフォトやYouTubeのアップロードなどに大容量データを扱うとなると、事実上インタラクティブな運用は不可となります。
要は、band3の高速使い放題の楽天回線に繋がってくれれば、まずストレス無くつながるレベルになるんですが、東京を出た途端にband18、つまり低速になってしまいます。
自宅は楽天エリアなんですが、多くの場合band18につながってしまいます。バンド固定機能があればいいんですが、いま使用しているRedmi Note 9Sで固定する方法はちょっと調べても見つからないんです。
動画・写真・インタラクティブ操作を移動する電車の中でヘビーに扱いたいという場合、そのへんが今後使い続けるかどうかの評価ポイントになっていきます。
楽天はモバイル回線なら高速で使い放題、でも必ずしもつながる保証はまだ無い。他社は3月以降サービス開始で20GBまでなら高速で2980円。まだ比較は微妙なところです。
楽天モバイルにも光が
でも楽天モバイルは結構善戦、光が射しているのではないかとは思っています。
電波密度の向上を行うとの記事に書かれていましたが、楽天モバイルは5年ほども前倒しで、予算オーバーしても基地局の整備を進めるとのことですので。
後発4番手の日本のMVOであっても、三木谷CEOの4番手にとどまること無いとの意志はすごいですね。
2021年4月くらいまでの間に、東京都心を出てからもband3がずっとつながり続けられるような程度にまで基地局が増えてくれることを、1ユーザとしてはまずは待ち望んでいます。
完全に社会インフラとなった携帯データ回線。5Gの普及も待たれるところですが、まずはシェア獲得のために4Gでも高速通信無制限エリアの拡大が最優先になることは容易に想像できます。おそらく2021年に速攻でプランを仕掛けられるところに、ユーザーは流れんでしょうね。
2021年現在の個人的な高速のイメージですが、最低5Mbpsくらいでインタラクティブに耐えられるようになり、20Mbpsくらいから動画のアップロードも含めて運用ができるレベルになる?くらいな感じです。
来年の今頃には、日本じゅうの移動中に常にこのくらいの速度が月額2980円で出てくれるようなサービスが実現していると良いなと、勝手に想像しているところです。