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【楽天モバイル】データ通信レポート2020年12月

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なにかと頼りにしている楽天モバイル。
Rakuten UN-LIMIT Vのサービスを契約してから約2ヶ月となったので、現状などを少々レポートしておきます。

気になる基地局

楽天モバイルはMNOの宿命として自社の基地局が充実していることが求められます。
なにやら突然(予定はされてたけど)東京の一部地域でauからの接続が終了して、契約しているのにつながらなくなったケースが有るとのことで若干炎上してたみたいですね。
まぁ1年間タダなので我慢するという人も多いでしょうし、サブ回線なのでメインがつながってれば良いやという人もいるでしょうし。
あと、ホントに困ったら他に乗り換えるだけでしょうから、楽天モバイルとしてはホント踏ん張り時だと思います。
私の利用事情としては、

  1. 今のところ5Gの端末も持っていないことだし、4Gのデータが普通につながってくれれば満足。
  2. 電車に乗っている小一時間、スマホやPCで、動画などを含めた多めのデータを使いたい。
  3. パートナー回線(=au)との接続になると、高速での通信だとひと月当り5GBまでが高速なので、できれば月末まで温存しながら使いたい。
  4. パートナー回線接続での速度制限は、一般的な256Kppsの4倍程度速い1Mbpsなので、ギリ実用的

という感じです。似たような事情の人、多くないですかね?
ドコモが2021年3月から似たようなブランをリリースするということなので、相当楽天としては対策が必要になることでしょう。更に値下げという以外に、なにか突拍子もない策が出てきたりすると面白いんですが。

楽天のバンド3

楽天モバイルの基地局設置状況は、サービスエリア情報として提供されています。
自分の住んだり通ったりするエリアが楽天回線エリアになっていてくれることを祈る日々ですね。
濃いピンクが楽天回線エリアとのことで、つまり楽天モバイルの基地局が設置された場所から電波が到達できるエリアだということですね。
2018年4月に楽天に割り当てられた4Gの周波数帯はは1835MHzと表示されてるんですが、1700MHz帯と呼ばれるBand 3です。
つまり楽天モバイルが設置した基地局からのBand 3の電波で、スマホとちゃんと送受信できる状態であればつながるわけです。
ところがどうやら今は難度が高い状況で、楽天エリアとサービスエリアマップではなっているエリアにもかかわらず、docomoのBand 3が入感しているのに楽天が入感しないという場合も多いんです。
勝手な想像ではありますが、1GHz以下の周波数帯を使うプラチナバンドに比べてBand 3はかなり障害物で遮られやすい特性のため、これでもかと密に基地局を設置しておかないと、つながる率が上がらないのかな?と思います。そこらへんはdocomoはガッツリと投資済みなのかな?とかも勝手に想像してます。
それかもしかしたらauの回線がつながっている間は、楽天モバイルの基地局の出力を抑えてるとか?

JR乗車中の楽天電波レポート

というわけで、埼玉県→東京駅の直近(2020年12月初旬)の電波状況を少々紹介しておきます。
★大宮

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JR大宮駅北方での状況です。楽勝で楽天回線エリアになっているものの、車内ではBand 18の865MHzをつかんでいる。docomo回線はBand 3。

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★浦和

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大宮駅同様、楽天モバイルの基地局ではなく、Band 18を掴んでいます。

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urawa

大宮駅以南は、真っピンク色=楽天エリアなハズなんです。


★赤羽
荒川を渡って東京都に入ると状況は一変します。

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潤沢にBand 3からの電波が降り注いでいます。ラッシュが終わった時間帯なのも加わったからか、爆速でつながっていました。

akabane1

akabane

東京は全部濃いピンクです。


★東京
ド中心、東京駅です。地下街の一部を除き、どこでもBand 3が入感しています。どこでも爆速です。
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tokyo

東京周辺は、全て楽天モバイルで網羅されたということに見えます。

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ただし、地上局からのアクセスと理解したほうがよく、地下鉄・地下街などはBand 18がつながることがまだ多い状況です。こういうパートナー回線接続の部分が残るとなると、突然提携解消とかなったときにまた、つながらない炎上とかになりやすいかと思います。
まぁ仕組みがわかってればつながらないのも仕方ないなどと納得できるんですが、普通はそんな事意識しないでしょうからねぇ。
なかなかキャリア側のご苦労が伝わってきそうな現状でした。今後増強が進むことを楽しみにしています。

参考:先日の記事