画期的ではないでしょうか【改正道路交通法】

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先日2020年6月2日に、改正道路交通法が成立しました。

道路交通法も時流に合わせて不定期に改正されていきますが、今回の改正はある意味画期的なのではないかと思っています。

 

あおり運転が初めて道交法に定義された

ここ1年位ですかね?動画サイトに投稿されたあおり運転が広く認知されて、その動画が決め手となって逮捕された悪質運転手が検挙されたことが頻繁に報道されるようになったのは。

ただその悪質さが社会に広く認識されるにつれ、与えられる刑が軽すぎるんじゃないかとの世論が相当起こりました。

いろいろと情報を見た限り、「あおり運転」という単語の定義が法律に定められていなかったのが原因のようです。
今回の改正で、この部分の定義がされたことは画期的です。

これまではあおり運転の定義がないまま、安全運転義務違反や車間距離保持義務違反などを組み合わせた罰則にしかならなかったところを、交通を妨害させるという目的で、危険が予測される運転であればあおり運転であるとの定義がされたわけです。

定義された内容は10項目で、車間距離不保持、急ブレーキ、割り込み運転、幅寄せや蛇行運転、不必要なクラクション、危険な車線変更、パッシング、最低速度未満での走行、違法な駐停車、対向車線からの接近となります。なんかまさしくYouTubeで拡散されている映像シーンのオンパレードですね。

動画サイトが社会を、そして立法へとつながった例なのではないかと思います。

高速道

高速道の走行は特に気をつけましょ

 

 

あおり運転は、かなりの厳罰に

そしてこれに該当する運転をしたものに処される刑がかなり重罰になり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに一発で免許取り消し、さらにさらに欠格期間が2年になります。

そしてさらに高速道路で相手車両を停車させたり、衝突事故を起こさせたりした場合には、5年100万円免許取り消し欠格3年にパワーアップし、相当な厳罰となるとのことで、2020年6月末からの施行となる見込みです。

 

道交法改正に至った背景

今回のあおり運転に対する法律と改正されるきっかけとなったのは何なんでしょうか。

危険運転自体は最近急に増えたのかというと、そんなことはなく昔からしょっちゅうだったと私は実感します。むしろ最近は運転マナーは向上しているんじゃないかとも感じます。

ただ大きく環境が変わったとすると、ドラレコの普及と高性能化、さらにインターネットの高速化によって動画配信環境が整ってきたことが、大きく後押ししているんじゃないかと思います。

数年前にお試しで付けてみた数千円のドラレコでもちゃんと映像と音声が記録できますが、最近のモデルでは見違えるようになりました。

また社用車に取り付けることが社内ルール化されたテレマティクスの場合、衝突や急ブレーキなどの大きなGがかかった場合など、数分後には動画が管理者のところにまで配信されてくるなんてシステムも実用になっています。

 

ネット動画の訴求力

アップされたあおり動画も、超手軽に数万数十万人の人に即時にシェアされ、世論として十分な量の意見も飛び交っています。

映像がない場合、状況証拠で立証する必要があり、なかなか検挙に至らなかったとも考えられますが、この法改正ではドラレコ映像に行為が映ってるだけで、加害者側の言い訳はもう無理になったということでしょう。

そういった技術的・社会的・法制的なことが広く認知されて、あおり運転も含めた違反が減っていくことを望みます。

プライバシーの問題もありますからやりすぎはまずいでしょうけど、実際に法制化にまでつながったのであれば、大多数の一般国民は歓迎できる動きなんだろうと思います。

 

映像で犯罪が減る世に

あおり運転に限らず、街じゅうに防犯カメラが今後も増え続ける予想がされています。考えてみればドラレコってのは車載防犯カメラの位置づけですよね、タクシーなどの車内カメラむ含めて。

家の軒先とかに付いている防犯カメラ、警察から犯罪捜査に開示要請が来るんだそうですね。その街の犯罪捜査のためなら、住民は喜んで映像を提供することでしょう。

家の玄関についてるインターホンも、押すと自動録画が付いてるタイプに替えたら、すっぱりと勧誘とかセールスとか来なくなりましたね。抑止力というのは効果絶大です。

防犯カメラで犯罪減るのは良いんですが、監視社会にもなるわけで、やりすぎるとそれで新手のトラブルにもつながったりするかもしれません。まだまだ技術の進化と社会のルール、両方バランスとっていかねばという感じですね。