PALOji*Walker ONCE-IN-A-LIFETIME

自粛解除となっても今後はテレワークに

働き方 生活

ニコニコ動画のドワンゴは、解除後も1000人がテレワークに。

業種柄、結構簡単そうだなと想像してしまいますが、実は今がチャンスだと思う企業がたくさん出てくるんじゃないですか?

オフィスが無くなるわけではないものの、自分の席や引き出しが会社に行けば必ず用意されているということではなくなる、フリーアクセス方式などはすでに採用している企業も多いと思います。

しかしここまで大規模にテレワークに踏み切る動きが報じられてくると、ここまでしないと競争に勝てなくなるのではないかと焦る経営者が増えてくるでしょう。なにせコロナが与えた影響というのは、まったくもってリアルなことなので、説得力があります。

匠のワザや商人気質でモノ作りを長年支えてきたと自負(?)する日本経済ですが、失われた20年、というか直近10年の間に、あっという間にアメリカや中国の企業に成長されてしまって、すばやく変化できなかった日本企業がついていけなくなっている感じです。

災害も多い国なんだし、もっと新しい考え方や仕組みをどんどん取り入れていって、将来に備え変わっていくべきなところ、国や行政や経営を動かしている人たちの「変われなさ」がそのまま大衆に伝播している気がします。

 

有楽町

こういう都心のビルとかいうところに将来、毎朝人類大移動という絵図は無くなることになるんでしょうか

 

テレワークにするとかしないかとの議論を今ごろしているということ自体が、ニュースで取り上げられているような時点ですでに遅れているんじゃないかと、なんだかトホホな気持ちになります。

なぜ業務効率が上がるのかの理由の一つに、会社に来て席でPCいじってると仕事しているように見える、というのがよく例に出されますね。日本ではゆっくり仕事したほうが残業代入るというシステムだとわかって、中国からきた優秀なエンジニアが家族ごと日本に移住してきた1年後に、諦めてアメリカに再移住していったという知人が実際にいました。

その昔私がいた職場では、頑張っているねとか、残業してまでエライとかねとか言う表現がよく使われてました。しかし最近では、あまり残業が多いと社員もその管理者も能力が低いと思われることが多く、あまりにひどいとその仕事から外されることもあります。効率とか結果重視になってきたということでしょう。

ところが、アフターコロナで言うところのテレワークの意味するところでは、そもそもオフィスを社員の人数分の席と机を備えた上でデンと構えている経営自体、会社として思考停止しているのではないかとか、成果主義を採用していない企業は経営効率が悪いので投資の対象になりにくいとかという動きとなっていくのではないかと思います。結果としてどう変革していけているかが重要な尺度になっていくでしょう。

ともあれまずは私の属している会社でも大胆にテレワークにシフトして、物理スペースや通勤などの固定費から開放され、業務効率アップ分で浮いた時間を次の一手を考える原資とし、本来の人間らしい生活の部分に費やす時間を各人が増やせるような環境としてもらいたいところです。
私を含め外野は、しばらくワーワー声を上げていくことになるかなーと思ってます。