飛沫感染と空気感染
ウイルス関連では、いろんな情報が飛び交っているわけですが、やっぱり正しい技術的情報というものに興味があるし、大事だと思っています。
今回に限らずインフルエンザの流行の時に覚えた単語としては、接触感染と飛沫感染でした。
しかし今回の流行ではなぜか「空気感染はしません」的な情報が多かったと思います。
しぶきが乾いて空気を漂ったらそのまま風に流されて結局うつるんじゃないの?と思ってたので、疑問でした。
ん???飛沫感染と何が違うの?と思ってましたが、政治的な情報操作と思える情報にかき消されつつ忘れてました。
さっきたどり着いた情報では、ハッキリと昭和大学のサイトで説明されていて信用できます。リンク
京都工芸繊維大学の山川先生による動画説明がとてもわかりやすく、非常に小さい粒子は長時間漂い続けてしまうため換気して空気を流し、外にそのウイルスを含んでるかもしれない粒子を流してしまえということだと思います。リンク
手などで接触して、それが目口鼻などの粘膜を通して体内に移入することにより発症する接触感染のメカニズムはわかりやすいですが、この空気感染はしませんというのはウソだなと思いました。飛沫感染のもっとタチの悪いのが空気感染であると用語を定義できるのであれば、飛沫の水分が蒸発してしまった後に残った飛沫核は、空気感染するということじゃないですか。
やっぱり空気の動く換気のいいところがウイルス滞留を防ぐ、つまり感染低減には効果的である、ということで良さそうだと理解しました。