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【コインランドリー】生活パターンいろいろ?

生活 社会 経済

じつは食べるのと同じくらい、生活で世話になるのが洗濯。

日常の生活のため、いつ誰がどこでどうやって洗濯するか、それは本当に事情が様々で、変化してきてるなと感じています。

ファミマが参入

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コインランドリー事業にファミマが参入するとのことですね。

その発表規模も500店と、なにやら大手コンビニの本気度を感じますが、ぐんぐん伸びているコインランドリー市場を象徴しているようです。

この市場が伸びていることは、東京のど真ん中にも、クルマでしか行けないような郊外にも、気がつくと24時間営業のきれいな明るいコインランドリー店によく遭遇するようになったことからも、身近に体感するところです。

生活は衣食住と言いますが、食べること以外も人が生活している以上は必ず発生するマーケットなわけです。

ネットの世界に限らず、どうもコインランドリーは不動産投資の一環として捉えられている感じがしています。

アパート・マンション経営、駐車場、トランクルームなどの、人の生活に寄り添うアプリケーションで、かつ手間がそれほどかからない分野は絶好の投資対象になり得ます。

あと、洗濯を誰が何のためにするのかで考えれば、家電である洗濯機市場や、クリーニング市場をどれだけシフトさせるかで新市場を創るという考えになるんだとも思います。

コインランドリーの何が良いか

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利用者として、たまたま私の場合も毛布の洗濯のために、家からクルマですぐのところに検索でひっかかったコインランドリーに昨日初めていったんですが、ヤバいですね、ハマりそうです。

引っ越しのときに要らない布団は捨てて整理したんですが、まだ使いそうなふとんや毛布は残して持ってきました。普段使いのものは良いとして、季節モノはどうしてもカビくさくなったり、おそらくダニなんかもいたりするんじゃないかということで、この機会に洗ってしまおうと思いついてのことでした。

量的には、とてもじゃないけどクルマじゃないと無理な量でした。重くないけど抱えて持てないので、都会で駐車場ないところでは布団は難しいのかな。

あとから気がついたんですが、要はコインランドリーの立地としては、人のアクセスのしやすさと、待ち時間をどうするかのニーズと相当関わり合いがありますね。

私が行ったところはホームセンターにほぼ併設の立地になり、元工場だったダダっ広い土地に、新規で巨大な駐車場と共に作られた小屋のような店舗がポツンとある形態です。24時間煌々と照明が付いてますが、おそらく誰も文句言わない感じの立地でしょう。

その名の通りコインだけで洗濯もできますが、そこはしっかりとデジタル戦略で囲い込まれるようになってまして、初回100円でポイントカードを買うとなんと1000円の利用ポイントが付いてくるというのです。

そりゃ無人店舗でだれも助けてくれなくても、ずーっと流れている会員のなり方やマシンの操作方法・ポイントの受け取り方などを参考にして、5分くらいかけて会員になり、無事初回ほぼ無料で洗濯できてしまいました。

で、ここまではよく有る展開だと思うんですが、70分ほどかかった大型洗濯→乾燥のコースの仕上がりが素晴らしかったのです。ふわふわ、無臭、多めに入れたのにカラッカラに乾いて出てきたので追加乾燥不要でした。

家庭で毛布も洗えますが、やっぱり大きく差が出るのが乾燥です。今回、コインランドリーは乾燥だ!と確信するに至りました笑。

乾燥がプロ品質なのは温度が70度程度で乾燥させるからとのことで、ダニもニオイも一発カットできる仕組みだそうです。

社会生活の変化が大きい

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たまたま個人的にコインランドリーすごいを感じてたのは良いんですが、どうしてこんなにコインランドリーが伸びているのかいろいろと読んでると、どうやら全国的に都会も郊外も主婦の利用が増えてるんだそうですね。

ここ10年くらいで身近に感じるのは、女性の社会進出というか、主婦は家庭を守る的な文化が一気にマイナーになったんからではないかと思います。

産休を男性が取る時代とはいえ、子育ては母親がメインでやるケースは今でも主流ですし、家の洗濯機で洗ったは良いけどプロの乾燥まで一気にできるような機種を皆が持っているわけでも無いと思います。

ということは、干す手間が家事を圧迫するので、休みの日にまとめて、家族総出でコインランドリーの大型洗濯機で一発で決めてしまえというパターンも増えてきたんじゃないかな?と想像します。もうある種のイベント的な感じで。

クリーニング店のように、種類と点数でのプライシングよりは相当安く住むと思いますし、家庭の洗濯機で激安で回して、自分の労働×時間を比較すると、大量に溜めた洗濯をわざわざコインランドリーに持ってきても、その方が良いという人が一定数要るはずです。

考えてみれば、都会の徒歩生活圏のコインランドリーは昔から有りますね。私も学生時代に洗濯機買うまでは夜な夜な通っていたものですが、暗い、暇、暑い寒い、ときに物騒のイメージがありました。今はホントに明るくキレイな感じで、今回のコンビニやカフェ併設などは、結構ニーズが有りそうです。

今回のコロナで人の消費が変わって、食の世界では外食からスーパーに流れましたが、このランドリー系のニーズがコインランドリーにどう流れていくかはしばらく注視に値しますね。

あ、確かに私が昨日行った全国チェーンはデジタル化されているのは会員扱いや洗濯乾燥機連携のお知らせのところであって、紙幣も使えるのですが支払い(とチャージ)は現金だけでした。そもそもコインが要らないように電子決済になった暁には、何ランドリーって言うようになるんでしょうかね?