オススメ無料観光地(?)土合駅
土合駅 オススメ無料観光地(?)
土合駅の駅舎
観光地ではないけどちょっとマニアックな場所ってとこに興味が湧いたりするんですよね。
多くの鉄道系インフルエンサーにも人気の土合駅。
JR東日本信越線の「どあい」駅です。
土合駅について詳しくはこちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%90%88%E9%A7%85
を見ていただくとして、
ともかくこちらの駅は、クルマで北関東を観光するにはもってこいのスポットじゃないかと思います。
ワタシ的な理由の最たるものは、「無料で楽しめる」から。
JR東日本さん、太っ腹!と言っておきたい。
私もちょっと縁が深いこのエリアは、谷川岳を中心とする自然豊かな山々が連なるところ。
そして谷川岳は、太平洋側と日本海側を隔てる分水嶺。
新潟県と群馬県の県境に位置し、日本海側(信濃川水系)と太平洋側(利根川水系)を分ける中央分水嶺となっています。
この分水嶺を境にして、北側に降った雨は日本海へ、南側に降った雨は太平洋へ流れるってわけです。なんかこれだけで登りたい欲が出ちゃうところ。
でもまぁ史上最速の梅雨明け2025年、この猛暑ですから、頂上まで行くのもねぇ。。。という私のような方々には、谷川岳ロープウェイとリフトで登るところで涼むという、イージーコースが超オススメなのでありますが、まぁ結構お値段がはりますね。
というわけで、その前段でこの土合駅「観光」が炸裂するわけです。
土合駅前駐車場
まず土合駅の駅前駐車場が印象的。
真夏に行けば雪が無いので、めっちゃダート路面です。
私の板バネに近いサスの軽だと、跳ねまくる程度です。
でも駐車場は駅前なのに無料です。
土合駅の駅舎
そして、駅舎に入ります。
昔は有人駅だったのですが今は無人駅。
駅事務室はカフェになってます。営業は土・日の10:00 – 15:00だけだそうで。
駅茶mogura (DOAI VILLAGE)
https://www.enjoy-minakami.jp/eat.php?itemid=1849
こちらの部屋では写真の展示などなどが行われてたところだそうで。
駅の改札跡はありますが、今は乗車証明書発行機のみ有って、Suicaのタッチ機すらありません。
なので駅構内へはフリーパスですね。
そしてその直後に人生の分かれ道が現れます。
ホーム内へ
上りか下りか、これから行くホームを決めなければならないのです!
上りを選んだあなたは、アタリです。楽ちんです。
で、下りを選んだあなたは、大当たりです。しばらく観光できます。
現在、信越線の下りは「新清水」トンネルを通っていて、上り線が通じている「清水」トンネルから高低差を含めて相当に離れているのです。
土合駅舎に入ると、まずは昔駅事務所だったところがカフェになっていることに気が付きます。
そして昔改札だったところをそのまま通り抜けて左のほう、「下り」ホームに向かいます。
すると突き当りを90度左にまがったところから、下りホームに通路が続いていきます。
私がこの駅舎を訪れたときは気温33度。激暑でした。
あっついなぁーとか言いながら階段を数段ずつ何回か降りていったとき、
ん!!!なにやら風が自分の方に吹いてきて、急激に強くなってくるぞっ!
と思ったすぐ先に、なにやらドアが。
前傾姿勢でも前に進めないくらいの強風が吹き付け、転びそうになりながら前に進む。
狭くなったそのドアのあたりと変な造作壁を超えると風速は急に落ちる。
狭いところから通路が広くなったから。
階段を降りる
そしてそこからビル18階分くらいの階段を462段降りるのですな。
一番下の到達点は下り線のプラットフォーム。一直線なので一応小さく遠くに見える。
強風の原因は、トンネルに進入してきた列車の空気圧縮による風圧でしょう。
地下となるトンネルの中の空気は、年中一定で夏には涼しく感じられる。で、多少高湿。
なので、猛暑で温められた空気とぶつかりつつ、目に見える雲として私に向かってきました。
なんといいタイミングで雲海ならぬ雲の突進を階段室で体験できてしまったのです。
さながらリアル登山の途中の冷ややかな爽やかさを、地下深くで感じることができました。
プラットフォーム
階段を降りきってプラットフォームに着きました。
上越線下り専用の新清水トンネルです。
いろいろやって、クローズした跡とかありました。トイレもクローズ。
駅舎にもどる
もちろんその後改札跡まで戻るのにビル18階分の階段を登ります。いい運動でしたが、途中からは暑くてたまらん状態でしたね。
冬にもう一回訪問してみたいと思った次第です。
皆さんもいかが?
土合駅マップ