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【暖房いろいろ】電力逼迫

生活 社会

今日は東京も冬の雪国のように陽の出ない寒い日でしたね。相変わらず電車は窓開け走行し、通勤者も半分くらいで車内はで激寒でした。

駅から小走りで家に着き、ホッとして点けるストーブはガスファンヒーターです。暖房、皆さんはどうしてますか?

 

暖房もいろいろ

kotatsu_neru身近な暖房にもいろいろ有って、自宅なのか事務所なのかでもだいぶ仕組みが違います。だいたいオフィスの暖房はカラッカラに乾燥し、目がしょぼしょぼするのが定番なので、あまり長く居たくないんです。

で、家で何をやるかにもよりますが、普通に仕事や勉強、くつろいだり食事だけするのであれば、一番安い暖房はコタツじゃないでしょうか。

うちにも一つこたつが有りますが、ここにずっと座ってるとむちゃくちゃ背中も腰も、体中に負担がかかるので長続きしません。椅子に座るタイプも売ってますけどね。

ということで、部屋全体を温める方法を普通は選ぶわけですが、エアコンの暖房機能を使う家庭も多いんじゃないかと思います。

夏のエアコンは快適ですが、冬の暖房エアコンはめちゃくちゃ乾燥します。そもそも冬の空気は乾燥していて、水分量が少ないからですね。

空気だけ温めれば、人に影響する相対湿度は下がっていきますので暖かさを感じにくく、余計に温度を上げることになるし、湿度はもっと下がるしで、肌にも眼にも最悪です。

そこに湿度を50~60%くらいに保ってくれる加湿器を使うという手もあります。加湿器の方式にもよりますが、部屋のエアコンと合わせると結構な消費電力量が必要で、その昔ものすごい電気料金になったことがありました。

 

石油ストーブも長く使っていた

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やっぱり燃費と湿度を考えると石油ストーブでしょという人も多いですね。実家ではアラジンの対流型ストーブを長らく使ってました。

芯を少し上げて、マッチで火を付けて数十秒すると暖かくなり、なんとも言えぬ青い火でなごめました。

また灯油を燃やすことで生じる水分によって、加温と共に加湿される方式なので、部屋全体がかなり均一に温かくなる印象です。

電気も使わないので故障も少ないのですが、なにせ灯油ですから、買って来て重いタンクを運ぶのと補給が一苦労です。

さらに、燃焼による排気ガスによって暖房する方式なので、定期的に換気をする必要があるのと、灯油を燃やすと若干の不純物が燃やされてニオイや頭痛の原因になったりします。

ガスファンヒーターのファン(ちょっと単語が重複してる感アリ)である理由の一つに、ON/OFFが楽ちんなのと、ガスホースの範囲で簡単に動かせること、そして安全性です。

このようなことを経て、ガスファンヒーターを購入し、今に至るという感じです。一応さらにサーキュレータを弱めに回して部屋全体をかき混ぜてます。

換気が必要なのは一緒ですが、ともかく燃焼ガスがクリーンで、点けて1秒で十分暖かい熱風がファンから吹き出されるという、この癒やされ感が半端ないのです。加湿器もまず不要な程度になるので快適です。ちなみに定期的な換気はもちろん必要ですが、センサーによる。

もちろん燃料はガス栓から”一応”いくらでも出てきますので楽すぎます。問題としては燃費ですが、プロパンだと相当高くなる場合もあるようで要チェクでしょう。

 

電気ヒッパクで方式自体も考慮

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燃費の事を考えるなら、暖房する部屋の範囲をできるだけ狭くすることと、そもそも窓やサッシの断熱を良くすることが必要でしょう。まぁ暖房の範囲の狭さではコタツが一番なんですけどね。

そんなことをつぶやいてたら、人々は2回めのコロナモードでの非常事態宣言で巣ごもりモードに。そうしたら暖房のための電気需要が逼迫し、休んでいた石炭発電所にムチ打って、重油焚いて電気を作ることになったそうです。

化石燃料からの発電ではCO2が出て温暖化防止からは遠のきますが、原発も九州の数基以外は稼働していないので、各家庭が電気を余計に使い、オフィスも閉めないとなると、それは足りなくなるのもわかります。

そもそも熱がほしいのに、一回熱エネルギーから電気に変換して、それをまた熱に換えて使うというのも非効率な話です。

とはいえガスや灯油での暖房にシフトするとCO2問題は出ます。カーボンニュートラルというなら山の廃材で薪ストーブとかになりますが無理っすね。

窓にプチプチ貼るとか、こたつ生活にするとかをみんなで少しでもやれば暖房のための消費熱量はへるでしょう。積み重なればなんとか電気も足りるようになるんじゃないかと思います。

こう考えてみると人が生活することは、ともかくエネルギーを消費することなんだなと思います。再生可能エネルギーだけで回れば本当は良いんでしょうけど複雑な心境になります。

社会の急な行動変化で、大規模インフラを支えている人は苦労が耐えないだろうなと思える日となりました。