野菜の価格高騰

生活 経済

このところ野菜の値段が高いですね。

長雨に加え、在宅巣ごもり需要の伸びも影響しているようです。

 

気候の影響

climate

今年も長雨と日照不足が続き、例年にもまして豪雨での被害が大きかったと思います。

記録的に日照が少なかったことで、今年は特に葉物野菜の不作が価格高騰の原因になっています。

もともと食品の中でも野菜というのは自然を相手にする品目ですが、栽培方法も流通システムも相当に進化してきてました。

でもやはり陽の光と水と、土と温度という自然に委ねる要素が多いため、なかなか人が簡単に抗えない分野なんだと感じます。

 

都市向けの流通システム

trucks

私はなかなか農業とか農家とは縁遠かったのですが、昔の会社の先輩がUターンで農業を興したという情報を聞き、ここ数年通うようになりました。

農村地域に行くと、野菜を買うという発想がそもそも無くなるらしいです。

土地を確保し、考えられる作業を全部施し、それでも理屈通りに育たないというのが、農業デビューの初年度だったそうです。

でも長年、おそらく数百年にわたり引き継がれてきた地域での農業というのは、生活の根本を支える産業だったこともあり、今も昔も通じる先人の知恵の結晶という印象を受けました。

そこに、大都市に向けて大量栽培、流通という仕組みができあがってきたため、いろんな問題が出てきたました。

 

地のものが一番だけど

vegetable

他の多くの国のスーパーレジでは、量り売りが基本になっていて、バラバラのサイズの野菜が山積みで売られていますが、日本の場合スーパーで売られている野菜は皆規格化され粒ぞろいのサイズで、きれいに陳列され販売されています。

そのため、サイズだけ規格外で味は満点というものでも売り物にならないわけで、その分価格上昇に影響します。包装資材の価格も乗ってますしね。

また、大型トラックで輸送効率が上がったとは言え、輸送費が上乗せされることと、経時変化による味の劣化も免れません。このシステムが今は当たり前と言われればそうなんですが、産地の農家の方にとっては、ほとんどの野菜は、採れたその場で食べるのが一番オイシイに決まってて、その地域で融通し合うのが普通だそうです。何年も野菜は買ってないけど、肉と魚はたまに食べたくなる貴重品のイメージだそうです。

逆に都市部の生活では、野菜は高くてもミネラルと繊維質のためにも摂りたくなる貴重品というイメージですが、どんなにきれいに陳列されていても、農家からしてみればまったく買う気が起こらないらしい。
また、流通に乗せるための促成栽培、のために肥料が決まるとか、いろんなものに「合わせなければならない」仕組みが複雑で、売られるための野菜の栄養価がどんどん下がってきているのも事実だそうです。
産地直送というより、やっぱり地産地消が野菜向けの消費パターンなんでしょうかね。
新鮮で美味しい野菜が食べられる地域に、皆で分散移住するというのも一手だと思ったりしています。