PALOji*Walker ONCE-IN-A-LIFETIME

【上を見よう】仕事納めで想う

生活 社会

サラリーマン生活も長くなりますが、毎年の仕事納めは一抹の哀愁が感じられる時でもあります。

ただ、今年に限ってはどうも勝手が違いますね。漠然とした話になるかもですが、少々お付き合いいただければ。。。

年の区切りで

buildings
いつからなんでしょうか、年々どんどん季節感なくなってきた感じがします。

年末に向けて仕事を頑張れるのは、良い年を迎えるために年末にすべて準備を終えるための追い込みで変化に富んでいたからなのかと感じます。でも今ではなんか連続してる感じ。今年は特に普通の日がただ過ぎていった感じ。

昨日12月25日金曜をもって私は今年の仕事を納めました。ただでさえ在宅やオフピークでの勤務、隣席や部門では物理的バリアが置かれているので、自分の用事をさっさと済ませてオフィスでの滞在を最小限にするとう施策が採られているので、無駄な会話や、ましてや挨拶のために行き交うことが皆無になりました。

実際のところ私も、どうしても割けられないオフィス現場での作業が終了した時点で、その時たまたま近くに在席していた同僚に小声で良いお年をと告げて退社しました。

どうせこんな感じで一年を締めくくるんだろうと皆わかってますから、あいさつ回りも真っ昼間からの納会と称する呑み食いの会もなければ、2次会3次会のディープな宴会を計画している人は、今回は訊く限り「ゼロ」でした。

前例の無い仕事納め、物静かにデクレッシェンドするように終わっていきました。

心情ってやはり大きい

buildings
人の心をうまくいい状態に保っていなければ、継続して個々も続かず、組織の力も当然落ちてしまいます。今回の年末のこの区切りゼロの状態がつまらなさを増長させているのは確かで、その分プライベートで楽しみを増やすと計画している人も多いと思います。

ただし、密を避けて外出せず、高齢者と同室で長時間交流するななどの臨時ローカルールが続出されることに皆飽き飽きしてますので、前向きになれなくなっている人も多いのではないでしょうか。

密になって大声出しながら馬鹿話するということが、実は最高の贅沢なんだとも気が付きますよね。

しかたないので、ただただクルマで宛もなく流す人や、引きこもりって大量のプラモデルと格闘することを楽しみにしている人、買いだめした本を一気読みする人など、いろんな年末年始の予定を聞きました。

何も予定が無いというひとも多いようで、多くの人と会いに行くのが憚られる雰囲気となると、多くなるのはやっぱり自宅でテレビのパターンの人が増えるんでしょうかね。

視聴率イノチのテレビから流れるメッセージは、どうも最近恐怖を煽るものが相当に増えてしまっているようで、夢や楽しみのエッセンスがかき消されてる感じがします。

上を見よう

buildings
飲食や旅行業界などをはじめ経済が回らず、医療崩壊の話も刻々と状況が変わっています。

いつ出口が来るのかわからないのが感染症の宿命ではあります。でも、答えが無いからと言って落ち込むよりは、こういうときはホント助け合いだと思います。

ほんの少し外向き前向きに、ほんの少し上を見ながら、仲間たちの輪の中に入っていれば、絶対に助けてくれる人たちに行き着くことができるんだと思います。

世の中捨てたもんじゃないので、上を向いている人には手を差し伸べてくれる人が必ず現れるもんだというのが経験則でわかります。逆だと離れていきますね。ただ、どこにも属してない人には周囲もアプローチできませんから、何でもいいのでコミュニティのメンバーになっておくことが、ここしばらく特にダイジなときだと思います。

プチ移住をして感じてることなんですが、地元アナログコミュニティが盛んなんですよね。東京にいた時にもよく探せば有るんでしょうけど、今ではマンション街だらけの、どちらかというと隣の人とも関わらないのが良しとされている風潮が多くを占めてる感じですので対照的です。

回覧板とか自治会とかの工数はたまたま掛けなくても良いんですが、紙で自宅ポストに投函されている公的私的コミュニティの案内がこまめに入っていて、老若男女の孤立を防ぐような意気込みを感じています。デジアナ、新旧のバランスがとれてるんでしょうかね。

仕事関係以外ではデジタルメインのコミュニティに慣れ親しんでいるところですが、やっぱり究極はオフライン地元コミュニティなのかもしれませんね。オンラインオフラインのバランスもまた必要と、きょうは再認識したのでありました。上をみよう。