音声メディアが伸びる【マイクが参加の質を決めている】

技術 生活

先日没入感イヤホンということで、購入したAirPods Proについて少々書きました

聞くことを快適にすると、DXワールドに参加しやすくなるということなんですが、発信の方も気にするべき点があるなと感じたので、ホントに枝葉末節なのですがメモしておきたいと思います。

 

ラジオを聞くだけから発信へ

radiotower

 

インターネット利用の最近のトレンドので、音声アプリケーションが注目されてきています。

小道具を携えて音声を聞きながら過ごすというと、その昔は大正時代から一般的になっているラジオ放送がありますが、近年では少々マイナーなチャネルかも知れません。

ラジオ局がプログラムを組んで、決まった時間に放送する方式です。1対多の構図で、電波の届く範囲に限り、電波を受信できる設備を持っている人が聞きながら過ごすことができる仕組みです。

ただ、このラジオ放送も、第二次大戦後のテレビメディアが社会で急激にポピュラーになったため、どうしても放送としては二番手的な位置付けに下がりました。

いずれにしてもラジオでもテレビでも、視聴者は番組に直接番組参加できるわけではなく、タイムリーなニュースなどの情報や教養番組、エンタメ全般に至るまで、いわば放送局の意志で番組の内容が決められ制作されたものが、国策で決められた電波の枠の中に収められた上で一方的に流れてくるものであることに違いは有りません。

ところが世界は高速インターネットの時代になり、YouTubeやTikTokなどに代表される、人類皆音声+映像の放送局になれるツールが社会インフラにもなったことで、ラジオと一言では片付けられない形に変わりながら音声アプリケーションが伸びてきています。

文字や動画でもそうですが、音声を発信したいという人が存在しているからです。

 

マイクの質が声質に

microphone

音声の発信方法にもいろいろありますが、なんといっても直近の話題はClubhouseでしょう。

リアルタイムの座談会的なものから、単なる偶発的なおしゃべり、はたまた落語の語りまで、まだまだ使う人のアイデアが炸裂している段階で日に日に進化している状況ですね。

Voicyのながら日経(日本経済新聞社)チャネルを登録して毎日聞いているのですが、今朝の放送ではクラハについて長めに取り上げてくれていましたね。

若手の日経社員・パーソナリティが、数人でZoomを使いながらClubhouseについて解説したり感想を述べたりしていて、なかなかすばらしく意義深い番組なのですが、気になっていることがあります。

参加しているメンバーが利用している音声に品質差が有り、気になってしまうんです。

要は、自分が発信している声の品質は、実際自分では確認できないまま会話をしているわけです。

ラジオ局のスタジオにある品質の機材で喋っている人は当然最高品質でですが、Zoomに使うような適当なPC付属のマイクや、それなりのイヤホンマイクなどで話している他のメンバーとは、音質面で大きく差がついています。

まぁラジオなんだから、音質で文句言わず内容を聞けという話ですが、たまたま今日の放送はAirPods ProやSonyのWX3のノイズキャンセリングの話だったりしていたので、余計に気になっていたところなんですよね。

 

発信している側はわからない

radio

普通のAMラジオの音声品質だったのが、最近では90MHz前後のFMラジオでサイマル放送を始めた局があり、音質が相当上がったなぁとおもっていたところです。

そこにインターネットラジオのRadikoが入ってきて、CD音質並でAMラジオ放送が聞けるようになって、音質には満足しているところです。

視聴者にとってはラジオのスタイルですから、ClubhouseであってもPodcast, stand.fm, Voicyであっても、視聴者に伝わっていくのは、発信者側の音質であることに間違い有りません。

サービスによって音声の処理方法が違うということでしょうから、多少の音質やタイミングの調整が入ると思いますが、いずれにしても音声を最初に拾うための入力機器=マイクの品質が、話者のクオリティに大きく影響するなと思うに至りました。

今回たまたま聴いた、日経の話者達の放送でしたが、各人の音質の違いが大きかったため、日経ブランドで発信するのであればこれくらいは最初から技術も設備も各担当者の自宅など、プロが発信環境に装備しておいたほうが良かったんじゃないかと思います。

簡単に言うと、リスナーにとって今のネット環境では、音質が悪ければ、話者の質が悪いのではないかとも錯覚してしまいかねないということです。聞きにくければ、他のチャンネルにすぐ離脱してしまいますから。

今後マスメディアの存在意義がますます曖昧になっていきますので、個人が発信できる現代から将来に向け、音声メディアの活用方法の改善に取り組んだらいかがかなと思った次第です。

ポイントは、ラジオ局で標準的に行っている設備投資レベルを装備し、コロナ禍で新しく変化した無数のポテンシャルリスナーに向けてプロのクオリティが音質面でも伝わっていくことを祈ります。

ともあれ、日経の若手がラジオやCHで発信する時代になったことを歓迎したいですし、リスナーとの距離を縮めていくことに期待しています。