PALOji*Walker ONCE-IN-A-LIFETIME

【絶好のカモ】自分は情弱ではないと思っている人

生活 社会

情報を知らないと損をする、というのはいつの時代でも世の常です。これがITでデジタルな時代ならなおさらですね。

聞こえは悪いですが情弱ビジネスというのも無くならないわけでして、自分は大丈夫と思っていてもやっぱり引っかかりました。
できればそういう目に遭わないで過ごしたいものの、どうしたもんですか。

 

やっぱり思い込みは危ない

scam
オレオレ系など、固定電話にかかってくる特に高齢者を狙った音声系の詐欺は、警察などからの警告や電話機の性能でカバーするなどして、防止できる確率は上がったと思います。

でも、自分は大丈夫だと思っている人でも、今までに経験したことない手口で百戦錬磨の集団からアタックされたら、騙されてしまう確率は残念ながらゼロではありません。

騙されてしまう場合の最大の原因は、思い込みでしょう。たとえ疑り深い人でも、人との会話の中で「これは〇〇に違いない」と一旦確信してしまったら、その先目の前に現れることはすべて自分の思ったとおり〇〇に違いないと思い続けてしまいます。

情報弱者を狙った美味しい話はなぜ無くならないのか、でググってみたらたまたまこういう記事に行き着きました。

 

【※悪用厳禁】詐欺師の手法を公開します。あなたはどっち?情報弱者or情報強者。
https://note.com/a_yui0320/n/nec9115cdcd31(リンク先公開終了)

私はグイグイと読み進み、まんまとだまされました笑

ネットに毎日触れているし、自分はまず騙されることは無いだろう、という「〜だろう」とか「〜のハズ」という思い込みは、本当に危険です。
記事の書き方も百戦錬磨、自分がちょっと知っている名前が出てきたりすると、まず疑うことを忘れて書かれてる話をどんどん信用してしまう。

こんな人間の習性をプロは熟知しているんですね。

 

おいしい話は道端理論で考えたい

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その昔、まだガラケーもあまり普及していない時代の話ですが、野球の観戦のため、駅から歩いていてもう少しで球場に着くというあたりの歩道で声をかけられました。「携帯電話をなんと無料でプレゼントします」という誘い文句です。

まだまだ携帯電話そのものが良く社会に認知されていなくて、どうも高価なもんだぞという認識ぐらいの時代だったと思います。やはりそういう美味しいフレーズは、一応聞いておこうかという気持ちに、なんとその時はなってしまったのです。

試合までそれなりに時間も有るし、指定席のチケットだし、パンフレットだけでももらっていけばいいかなどと瞬時に思いが巡って、話を聞くことになったんです。

そうするとやはり「タダ」というのは釣りの餌であって、その先にはただでない重いサブスクシステムが待ち受けているわけです。
今となっては当たり前すぎることですが、当時は料金のシステムもわからず、年額数万から下手すれば10万円以上の出費になるなんてことを知らなかったので、5分くらいちゃんと話を聞いてしまったですかね。

話を聞いていて、そのときハッと我に返りました。もしたまたまこの道を通らなかったら、このキャッチに会わなかった、ということはこの話を聞かなかったことにしても全く損は無いなと判断して、そのまま無言で球場の方向に立ち去りました。

たまたま会った親切な人には申し訳ないですが、こういう場合100%キャッチですから、お得な話は無いワケですね、特に道端では。

ごめんなさいとかすみませんとかを言ってからでは、なかなか人情的には立ち去りにくいので、は無言で立ち去ったのでした。

 

道端でなくても

passingby
このデジタル時代には、同じような詐欺アプローチがその手のプロにはたやすくできる時代になったんだなと思います。

オンライン銀行口座のハッキングは銀行側の対策によりだいぶ不正が防げるようになりました。しかし現在でも高齢者を中心に、銀行で現金をおろして管理したほうが、慣れてるし見てわかるから安心だという人も多いのは、逆に紛失ならまだしも強奪の危険性もはらんでます。

無理に自宅に押しかけてくる輩もいれば、ネットでアプローチする人間もいるし、どうもその手はゼロにはなりません。

そんなときには、まずは美味しい話は無いし、もし場所や時間が合わなかったら、そもそも会話してないんだと思って行動することが、一番単純で手っ取り早い防御法なんじゃないかと思っています。

行動はそのあとで、ググる・通報するなど粛々と対処するのも有りですが、一番は無視なのかなと思います。
良かれと思って始めた勉強や調査も、その先にはもしかしたら騙そうと思っている人がいるかも知れないと想定するのは、ちょっと世知辛いものですけどね。

鬼ググった先にも平気でフェイクは転がってるわけでなので、やっぱり身の回りのいい話が出てきたら、できるだけ複数の人で意見を交換しながらゆっくり進めるのが、一番のリスク回避になるのかと思います。

時間が資産なので急いで意思決定せよと言われる時代、やっぱり急ぎ過ぎもリスキーなので、加減が本当に難しくなってきました。