オンライン展示会の効能

ネットワーク 働き方

仕事では長きにわたり展示会に関わる機会がありました。自社企業の製品やブランドを出展したり、市場調査と称して関連製商品・技術の情報収集のためには展示会が手っ取り早いですから。

コロナの影響で想像しやすいですが、従来通りの豪快な人の波となる混雑した会場で、このご時世では開催するわけにはいかなくなりました。
そこで登場するのがオンライン展示会という選択をしたイベントがありました。

 

日本国外の展示会は商談の場

tradeshow 日本でいう展示会が、その名の通り製商品を展示し商談して、実際の販売・購入はその場で行われないことが通常なのに対し、欧米や中国の展示会ではビッグな商談がその場で展開することが普通です。

なので展示会に出展する会社は、前回比何%アップの商談成立を目指そう!などという目標を掲げることが通常です。

普段の商談でコンセプトや製品情報をプレゼンし、その証拠を展示会に見に来て購入を決めてください、というクロージングの場なのです。

その昔ドイツで行われた展示会で、会場での最高商談成立額を記録した会社に私も参画できたことがあり、その時は大いに皆で盛り上がったものでした。

巨大展示会をオンラインで

中国に広州交易会という長い歴史を持つ超巨大展示会があります。

訪れるバイヤーが20万人規模、売上高がなんと3兆円を超えるという、ホントにびっくりの規模の展示会で、年に2回開催されます。

ところが今回2020年4月15日〜5月5日まで予定されていた展示会は中止となり、代わりにバーチャル展示会として6月15日から開催されました。

出展社数はなんと去年を10%も上回り、2万9千社ほどが出展したそうです。

なんか、出展社の数が参加者数みたいな規模で、目がテンですね。

しかしまぁ、この規模でのオンライン展示会を開催するインフラをこの騒動の中で短期間に整えたというのは、控えめに見ても強烈な技術・集団行動力なんじゃないでしょうか。

オンライン展示会はなんと無料

通常だと会場設営・運用の費用は巨額になり、もちろん各社は出展料を払う必要がありますが、なんと今回急仕立てのオンライン展示会は出展無料だったそうです。

国を挙げての経済挽回策(?)だと思いますが、これまたびっくりですね。

リアルの会場が空っぽな状況で、バーチャルの展示会がhttps://www.cantonfair.org.cn/で開催されました。

商談のため、通販番組のようなネット生配信や、リモート会議のようなオンラインチャットも大規模に行われました。

ただ、集客数が前回を下回った出展社が多かったようで、来場客をどう引き込むかという課題は残りました。

通常の展示会は、会場に行って歩き回ってさえいれば、否が応でも偶然の発見などにも遭遇しますが、この方式だと参加者が頑張って検索やデモ予約などを行う必要があるからでしょう。

こちらは会社のリモートワークをどうしようとか言っている間に、世界ではバーチャル空間がリアル取引の場にシフトしていっているということですね。

アフターコロナニューノーマルアフターデジタルの世界へと、どんどんこちらは置いていかれる感が有るのは私だけではないんじゃないでしょうか。

そりゃ参考本がいっぱい出てくるわけですねぇ。。。