レジ前のビニールシート現象?
ウイルスなどの感染予防には、飛沫の拡散や接触を減らすということが効果的、というのはわかりやすいです。
直感的にはわかるんですが、実際になにかの道具とか設備とかによって、どれくらい改善効果があるのかをどうやって測るのかが疑問になります。
いわゆる商品を販売するところのレジカウンターには、まぁ私の行くスーパーなどで100%ビニールシート(ビニールスクリーンっていうんでしょうかね?)が設置されました。
客も店員さんも、最近ではマスク着用率100%と言えそうです。
大声で話する人も、人をかき分けて割り込んだりする人も、ついでに言うと、楽しそうに買い物を楽しむ人もまず居なくなりました。
レジ後の袋詰めカウンターには消毒スプレーがクサリ付きで置いてあったりします。見てる限り皆使いますから、結構な消費量でしょうね。
社員食堂のようなサービスカウンターでは、マスクに加え、アタマからかぶるフェースガードを装着しているケースもあります。結構大型ですがクリアな視界で表情はよく見えたりします。
新生児向けフェースガードなんてのもあるんだそうですね。医師看護師がフェースガードしている姿も良く映像に出てくるようになりましたが、赤ちゃん側に付けるものなんだそうです。紹介動画を見ると、赤ちゃんがマスクするわけにいかないし、手洗いもできないのでせめて親御さん側も安心してもらうように、とのことです。
普段使わなかった衛生関連製品がいろいろと身近で使われるようになったので、おそらく関連する業者には特需が出ていると思います。
そこで水を差すようですが、やっぱり対策することによる効果が知りたくなるものです。
科学的、場合によっては化学的・物理的な検証などなどは、相当詳しくできると思いますし、マスクやアルコールに至ってはデータシートなどが示されてたりするので数値上では納得感あるのですが、実際のところの効果ってのはどうなるんでしょう??? ハテナが付きまくります。
感染者・重症者・死者とかの数や率ですかね?私には測定方法がさっぱり想像できませんが。
数値的な結果としては店ぐるみ、街ぐるみ、市・県・国ぐるみでの統計に結果は反映していくでしょうけど、個別の対策の効果ってことではなかなか説明が難しいかと。
例えばレジのビニールシートの場合、直接の会話から出るしぶきはだいぶ防ぐことができるでしょうけど、上も横もスカスカに開きまくりなので漂っているミストは回り込んじゃうでしょうし、言ってもマスクだって横も上も開きまくりですし、マスクの表面触っちゃう人が多いでしょうし。
結果私が思うところは、この手の「対策品」を起用することで多くの効果が有るものの、効果を科学的に測定することは難しい。それよりも対策してますアピールや、姿勢を示す的なものさしで行動の質が測られてしまうという文化的効果が、この時この地では絶大だろうし、ほとんどなんじゃないかということです。
みんながやってる対策をやってないと、世間から何言われるかわからないという恐怖。特に前例が無い事態に対応できずに、考えること無く周囲に合わせてしまう、合わさざるを得ない、というようなマイナスオーラが漂ってしまっているような気がします。実際取り乱している人を複数人目撃してしまいました。このパワー、怖いです。ウイルスが原因となった、人の心の問題です。
ちょっとの手間をケチっただけで、大きな心理的ダメージを受ける。これほど割の悪いものは無いので、今は世間に迎合が正解なのかもしれません。というわけで、長引くとは思えますが早いところ次のステージに進みたいところですね。