あおり運転厳罰化、今日から
あおり運転の厳罰化が大きな変更点の、改正道交法が本日2020.6.30より施行されました。7月初日からかと想像していましたが、6月中でしたね。
2020.6.19の投稿に少々まとめましたが、いままでなんとなくあおり運転になるんだろうなと思っていた10項目が、改めて定義されたのと、その厳罰化がポイントです。
あおり運転厳罰化の対象
高速道路で停止させた車の2名を死亡させた事件は記憶に新しいので、イメージとしては乗用車が今回適用される対象と思いきや、自転車も対象、それも14歳以上に適用されます。
そもそも自転車は道交法上は「車両」であるということを認識していない人が多いことから、相当これから社会のいろんな場面で教育活動が必要でしょう。
最近ふとした会話で訊かれたことなんですが、自転車は車道を走っていいんですよね? と。
むしろホントは車道を走らなければならないところ、許可されている歩道については走っても良いということですね。
また、自転車で車道の右側走ってもいいんですよね?と訊く人もいますが、これは基本ダメです。歩行者でなく車両ですから。
一方通行逆走OKですよね?というのは、自転車を除くの表示が多いので、その場合はOKですね。
ここらへんの基本がみんなわかるだけで、だいぶ公道が平和になるとは思います。
あおり運転の取締方法
今に始まったことではないですが、上空からの取締が強化されている模様です。
あおり運転をするような状況では、理由はともかく煽っているドライバーはその対象車両に注視しています。そういう時には上空からの追跡に気づくことは少ないでしょう。
警察の狙いは、このような取締の存在を周知して、あおり運転を起こさせなくすること。今回の法律改正と現実情報の組み合わせで、どれほどあおり運転が減るのか、しばらくウォッチしてみたいところです。
あと、同乗者がほう助した場合も摘発の対象となるなど、ホント厳罰化ですね。ともあれ、やってしまいがちな車間距離不保持には注意しましょう。
映像とネットの威力
やはり監視社会へ進んでいく様相は、加速しているように感じます。
ひとつは機器が高性能・安価になって普及したことで、自衛のために付ける人が急激に増えたこと。2018年に大きく増え、日本でのドラレコ装備率は30%を超えました。
さらに静止画から動画のインターネット配信が急激に進み、情報拡散や追跡行動が容易になりました。
あおり運転が最近急に増えて対策したような感じもしますが、昔から結構ありましたよね。走っていれば一定の割合で生じてしまうものであるものの、それが詳しく情報として共有されることは少なかったから表沙汰になったんだと思います。
生活への影響が大きい交通分野、穏やかな心で接したいものです。自動運転車両も今後急速に増えていくでしょうけど、はたして共存できるんでしょうか。