【スマホがコモディティ】インドで中国製品
携帯電話だと思ってたスマホが世界を変えたのは、そんなに昔の話ではないですよね。
そんなスマホというDXへの入り口ガジェットは、すでにコモディティとなったんでしょうかね。
任期少しで新たな発表
トランプ政権が交代しようとしている中、中国企業のシャオミを投資禁止リストに追加しましたけど、ちょっと気になる話です。
ファーウェイについてはアメリカの経済圏から完全に排除の姿勢が続いていますが、スマホでなんとAppleを抜いて世界3位となったシャオミ(Xiami、小米)に対しては、投資を規制するというちょっと変わった事を国策として決定したというわけです。2021年1月20日から新政権なんですけどね。
米国内でシャオミの株を持ってる人は売らなければならないなんて、ちょっと変すぎな感じがしますけど、こういうことを国が決めちゃうんですか、よくわかりません。
かくいう私のメインスマホは前にもちょっと書いたようにRedmi Note 9Sなんですよね。OCNモバイルoneのセットでも、今日現在ではメインでセット販売されている機種です。まぁ安くて速いんですよね。数回ファームの自動アップデートが有って、今は問題無く快適に利用してます。
OCNモバイルoneとの契約は、実はすでに3年目になりました。。。。
この手のMVNOでセット販売されるスマホ本体というのは、いわゆる入門用の性能イマイチのものばかりだったイメージなんですが、とても格安レベルではない十分に実用的なモデルが当たり前になったなという印象です。
性能が高い割に価格が安いという、買う側にとってはありがたい事になったのには、はやり中国企業の製品が大きな役割を果たしたんだと理解しています。
コモディティになったからこそ
スマホがこれほど世界中で生活に浸透しました。社会の仕組みもスマホ有りきのシステムにどんどんシフトしていますね。
こうなると、スマホの位置付けとしては高級文房具といったところでしょうか。コモディティと化したわけです。そうなれば、2年くらい持てばいいから価格が安いほうが良いやと思う人も一定割合居ると思います。
M1Macで一般人にも再認識されたSoCを中心として、それを支える部品をプラモデルのように組み合わせるだけで製品としては出来上がってしまいます。だれでもできるとは言えませんが、本当に中心となる技術以外は、製品化にあまり特殊な技術は要らなくなったということでしょう。
ですので、スマホ製造事業としての勝負はスケール感をもって大量に文房具を届けられるか、ファンを増やすかという勝負になりますが、そこでも中国は相当強いですね。
桁違いの大きい中国国内市場からでさえも、ビッグデータとしてマーケティング情報を吸い上げながら、徹底的にAIを駆使して市場に染み込んでいくんですから、なかなか日本も他国も太刀打ちできていません。
シャオミはインド市場でも
中国と国境を接するインドは、なにせ人口が多いのでスマホの一大市場です。
日経でも報じられていますが、PR TIMESの記事によると、XIAOMI(シャオミ)はインド市場で今やシェアが1位なんだそうですね。
9年ほど前にインドに立ち寄った時には、街の電話屋にはスマホがあまり在庫していなくて、一つお土産に買っていこうと物色したときには買ってもいいかなと思えるスペックのものはすべてサムスン製でした。
日本でもSIMロックフリーの端末は国内で売られてなかったので、香港とかアメリカで売ってたモデルよりだいぶ安かったので1台買って帰りいました。インドで買ったインドSIM(手続き超めんどくさかった!)を入れたり、日本のSIMを入れてみて使ったり、大した知識も無いまま試した覚えがあります。
どうやらそれからインド市場ではスマホはサムスンの牙城だったらしいのですが、いまやシャオミが抜いてシェア1位になったそうで。やっぱり高機能なのに低価格戦略と、ネットショップでセールしまくったのが効いたんだそうで。
いまやシャオミにとっては中国市場の次のインドという大得意先を得て巨大になったというわけです。
ちなみにインド市場でのApple、つまりiPhoneのシェアはなんと1%以下なんだそうでビックリです。そしてまだインドではガラケー、ではなくてフィーチャーフォンが結構生き残っているようですが、こんな状況では時間の問題でスマホ化するんでしょうね。
アップル社もiPhone製造工場をインド国内に作ったようですし、今後シェアを伸ばしていけるんでしょうか。
もうこの辺はやっぱり米中のバチバチの競争という言い方がぴったりなんでしょうね。それにしてもインドは中国のモノ買わないとか言ってるのに、スマホは除外ってことなんでしょうか。いろいろと複雑すぎて理解が追いつきません。
ともあれ、シャオミの圧倒的パワーを他社がどう攻略していくか、2021年のスマホはインド市場が注目になることでしょう。