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マスク、やっと安くなってきた

生活

マスクがこんなに高くなるとは思ってもいなかったですよね。
昨日はまたもや出勤せざるを得ず、帰りは乗換駅で買い物を少々。
予想通り値が崩れてきました。この2週間くらいで50枚3000円以上だったのが2500円くらいに落ちてました。2020年5月11日、秋葉原を15分ほど歩いた中での最安は2480円でした。売ってたのは10件程度だったでしょうか。今度大久保もチェックしてみたいところです。

数ヶ月マスクの価格は高騰していました。
不織布マスクは50枚単位で売られるのにももう慣れましたが、一枚あたり70円くらいという相場になりました。平時には10円前後だったわけで、マスクバブルですね。自由経済の環境下でこれに群がった人が多かったわけですが、あっという間に転売規制の対象になるなどしました。
それまで日本で3枚とか7枚とかの単位で販売されることが多かったマスクがなぜ1箱50枚単位での販売になったのかと言うと、ほとんどが動きの素早い中国企業の製造のトレンドを汲んだからではないでしょうか。
え?なんで50枚?多すぎ!とか、なんで個包装になってないの?とかびっくりしたもんですが、石油ショック時のトイレットペーパー騒動よろしく、市場に少ないと見ると消費者心理としてはもう高くても大盛りでもなんでも確保しておきたい!という心情になってしまったんでしょう。
まぁ私はあまのじゃくなもんで、マスクはそ~っと複数回消毒しつつ使うし、どうしてもなくなったら洗える布マスク有るし、と思い、3ヶ月で1000円くらいしか買ってません。公共の目があるところにやむを得ず出るときには、効果はともかく今は、マスクをしているという見た目は重要ですから、数枚は家に在庫してます。
で、アメ横・秋葉原など、数カ所がマスクが買えるメッカとなっていき、そろそろ値崩れが始まりました。
50枚単位でさすがに潤沢に家庭に在庫が溜まってきたということもあるでしょうから、今は値段もさることながら中国製より日本製を望む人が増えてきているようなことを聞きます。
日本人お得意の、見た目とブランドにこだわる人が多いということかもです。
ドラッグストアでないお店とか路端でマスクが売られていることが多いですが、もう山になって売ってても人だかりは皆無です。これを見ちゃうと、ドラッグストアに入荷した、1枚単価が高くても、なにやら信頼ブランドのかっこいい日本製がほしくなる人が多いんじゃないですかね。

マスク値下がり

そもそもドラッグストアは薬局の立場なわけで、効果や品質が適当でもいいけど売っちゃえ、なんてことはできないわけですから、いままで扱ったことのないものを中国から大量に仕入れるということをためらったためだと言われてます。
企業内での自己消費用なら、ちょっとかっこ悪いし効果もよくわからんけど急場しのぎで使っといてくれ、と社内配布をするために会社が調達するということもあるでしょうけど、一般消費市場ではやっぱり市場原理が強く働くようですね。ドラッグストアに大量に売り込もうとした「にわか」業者は、もくろみがはずれて結構苦労したんじゃないでしょうか。それで飲食店とか雑貨店・電気店に卸すなんてことになったという話は納得できます。
ここらへんを私なりに大雑把に理解しようとすると、市場の違い、つまり個人・家庭向け、事業向け、医療という事業向けのそれぞれの商流デザインが大きく違うということなのかと思います。日本の個人向け市場は本当にブランドと品質を厳しく見る市場なんだと思います。
事業に必要なら企業や団体がマスクを調達して支給するべきである、というようなルール、または暗黙の了解などがマスク争奪に加担しているような気もしますけど、市中で値崩れしてくれば選択肢は増えてきますので、世間では心に余裕が出てくるんじゃないかと期待しています。