【シャープのマスク】当たり。そして?
私事ですが、7月頭にシャープのマスクの購入権に当選したとのメールが届きました。前にダメ元で申し込んでた分が当ったんですね。
忘れた頃にやってくる当選メールって、嬉しいもんです。
それにしてもマスクに関しては、まだまだこれから必要になりそうですが、半年前からするとずいぶんと扱われ方が変わってきたと思いませんか?
シャープからの購入で感じたこと
世界的なマスク不足に日本もあえいでいた頃、シャープがマスク製造ラインをスタートしたことはニュースになりました。本ブログでも少々触れましたが(リンク)、あれから半年弱、まだまだ抽選販売をする人気商品となっていますね。
シャープの抽選販売事務局からメール連絡をもらい、当選番号を入れるなどの販売・購入プロセスがさすが完璧に整備されている印象でした。
COCORO STOREという販売サイトの会員登録をし、購入手続きを終えて配送完了。
たかがマスク、されど日本製マスクということでして、実はまだ一枚も手をつけていません。
日本的と言ったらいいんでしょうかねぇ、メールの文言とか、手続きの進め方とか、注文完了の文言とか、なんかきめ細かい感じがなにか懐かしい感じなんですよね。MA-1050という型番だけはなんか電気製品のような型番を感じますが、とっても温かい感じのするストーリーでした。
そして、いろいろと多くのシャープ電化製品を使ってきた自分が、まさかシャープ製のマスクを買うことになるとは予想してなかったですねぇ。
モノの機能でなく、ブランドで買う
未曾有の感染症ということで恐怖とのセットで、人の心が大きく動いたことになった今回のパンデミックですが、マスクというモノが急に手に入らなくなった時の社会の動き方は凄まじかったですね。
勤め先でも、事業継続のためということで、会社を挙げて中国からマスクを輸入調達しました。何よりもモノの確保と、最低限の品質が確認できれば即輸入手続きという具合で進めたおかげで、時間はかかったものの潤沢な量のマスクを確保することができました。必要な部門にも社員にも一通り行き渡って一安心となったところで起きたのが、物余りです。
市場ではみるみるうちに販売価格が下がっていき、生活で使う上では十分と言えそうな品質なのにもかかわらず、中国製のマスクは投げ売り価格でも大量に売れ残っています。社員と家族向け販売用に確保したマスクも、言えないほどの在庫の山となりました。
需要が一巡してしたんだなと理解していたら、どうやら日本のマスク製造ラインはいくら製造しても追いつかない状態とのニュースが聞こえてきます。
まだまだコロナ対策モードとは言え、日本人らしいちょっと気の利いた形とか、日本でつくっている安心感とか、真っ青ではなくいい色だとか、なんとかかんとかいいながら購買行動としては日本製というブランドが大好きなんですね。
モノは皆上質なのでコミュニティから買う
こういう、ブランドというのは何なのかと考えていくと、最終的にはモノとかコトとかを作る人の顔が見えるかどうかで、買う買わないが決まってくる時代になったと思えます。
マスクの場合はどうせ使い捨ての衛生品と思われているもの。医療用とかで無い限り、民生で使うものはハッキリ言ってどれをどう買おうと使い方ひとつでどうとでもなってしまうので、モノとしては機能性はまぁ同じですよね。
この頃はすっかりマスクに慣れた社会になってきたので、形や色などデザインを気にする人も増えてきたとは思います。それでも、買う時にパッケージの裏を見て日本製かを気にする人が買うものである以上、店としても安心を売るという使命から、待ってでも日本製を仕入れたいという心理は働いてしまうでしょう。結果、大量仕入れで余った(機能は問題ないのに)不人気な商品は売れないということで、困っている人も多いことでしょう。
逆に言うと、世の中の製品の機能は皆同じになったとも言える現代、誰から買うか、どういう考えや振る舞いを持った人から買うかという心理が表に出てきていると思います。
緊急時は別としても、欲しい情報が普通に手に入る時代なので自分が生き延びれると思えばそれは平常時ですね。そんなときには全く知らないよそのモノを買うより、少しでも自分のコミュニティに近いところ(例えば日本製とか)からモノを買いたいと思うのが普通になったかなと。
真っ青な不織布のマスク。機能としては満点なので買ってくれればいいのになとも、最近思うところではありますが。