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銀行の手数料

技術 生活

卵の値段が長年変わらないハナシを書いたところだったんですが、銀行では我々が気が付かないところで変わってなかったんですね。

 

銀行の手数料値下げ

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なんと50年間変わらなかった銀行の手数料が近々値下げになるんだそうですね。

銀行間でのお金のやり取りする際には、その種類や額に応じて200〜300円程度の振込手数料がかかるのが通例で、裏(銀行間)では3万円未満で117円、3万円以上は162円がかかっていたのが、62円にするとのこと。

政府からの要請ということで、携帯電話料金と同じように業界が従った形なんですかね。というか、そもそも50年変わってないって、見直しもされず放っておかれたって印象があります。

DXが進まない原因はどうも人のリテラシーに有るぞみたいな論調になっている感があります。でも実はケータイやインターネットの通信料金だけでなく、生活社全員が関わるお金の仕組み側の問題点も相当残ってるぞと、気がついた人も多いのではないでしょうかね。

 

銀行でお金を取り扱うシステムのコスト

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人や会社が経済活動を行うと必ず生じる銀行取引。その移動量に応じて銀行が手数料を得るというモデルは大昔からあります。

それがいつぞやからコンピュータシステムにより取り扱われ、代が変わるごとにその利便性は上がってきました。

リアルタイムの送金を証明する仕組みが、時代と共に発展してきたのですが、そのシステム投資や運用コストがこの手数料で賄われきたんでしょう。

最近では低金利の影響からでしょうか、次々と取引手数料が値上がりしている印象がありますね。貸し出し金利で利益を上げにくくなっている時代では、少しでも手数料収入は上げていきたいはずですが、実際は逆となりました。

私が利用している給与が振り込まれている銀行口座から現金をコンビニで引き出そうとしたところ、最近複雑に変更されていた条件に該当せず、220円の手数料がかかってしまったことにショックを受けました。いままでそうそうのことでは手数料課金されることなく便利に利用していたんですが、今後はまとめて現金をおろしておくか、コンビニで現金引き出し手数料無料の条件がゆるいネット銀行に乗り換えるかを検討しています。

ベストはもう現金やめるってことなんでしょうけど、日本ではまだ数年かかるでしょうかね。

 

銀行口座を利用する意義

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個人で生活するにも、会社としても、銀行無しではそもそも現代社会では成り立ちません。お金、というか通貨のやり取りをする上では必須だと思われているからですが、まぁ誰もこの点については疑問も異論も無いと思います。いわゆる今の常識では。

ところがここ数年、フィンテックという言葉が一般化して、通貨自体が何であるかという捉え方やその役目、取り扱い方法からそもそもの必要性に至るまで、急激な変化が起きています。

直近の身近な極めつけとしてはビットコイン(BTC)ですよね。なんと1BTCが600万円という状況。まぁ、相場高騰については需要があるということでしょうからまた問題は別で、そもそも銀行とか通貨とかって何のためのにあるの?と、そもそも根本から考え直す時期にきていることには気がついた人が増えたと思います。

銀行がしっかりと国の通貨を預かり保証してくれているから、画面上の数字の上でしか預金を見ることなくても生活資金が決済されてくれてるわけですが、ビットコインなどの仕組みで実は事足りるとなると、銀行要らなくなるかもしれませんね。すくなくとも個人生活では。

せっかくフィンテック企業が力をつけて将来の経済にローコストの仕組みを作ろうとしているのに、既存の銀行システムで時代を巻き戻しするような足かせになってしまってはよろしくないでしょう。

今回の手数料値下げも含めたDX化の加速で、銀行・ケータイだけでない、その先に控えている大きな変化に期待しています。