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【デフレ経験中】povoの発表

生活 社会

政府からの圧力が大きい携帯電話の料金値下げ。

利用者としてはありがたい反面、社会インフラの値下げはますますデフレが進むイメージがあります。

 

KDDIが新プランpovo発表

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KDDIからpovoが今日発表となりました。いまとなっては誰もが気になるモバイル通信料金。一昔前には携帯電話料金とひとくくりに言ってましたが、最近はデータ量で比較すること多しです。

本来の意味ではないものの、ギガといえばモバイル通信契約容量を指すような感じになりました。前はパケと言ってましたが、メガからギガの世代になった時に流行ったのかと。

まぁそりゃそうです。通話するよりデータ容量の枯渇に悩む人も多いからですね。なぜか結構身近で聞くギガが足りない学生の話、月末には憂鬱になりながらギガ不足を兼ねで解決するかを悩むといいます。

高年齢層になるとギガが足りないってなんじゃそれという人が多いと思いますが、結構フルスペックの契約にオプションつけまくって月に一万円以上払ってる人も多いですね。こういう層は、今回のプランも窓口サポート無しだとするとプラン替えはできないかもしれません。

でも若い層から今回のケータイ値下げのニュースは染み込んでいくはずで、使い慣れた層から順番に乗り換えていくのではないかと思います。

 

一番身近なインフラ

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この情勢ではあまり外出時のギガが必要ではなくなった人も多いでしょうけど、今までの高いプランを契約したまま外出しないのもなんだかもったいないし面白くないので、安いプランに乗り換えを検討する人も増えるんじゃないでしょうか。

ahamoが発表されるまでは、格安というとほぼMVNO一択だったような気もします。ただ広く誰にでも取り扱えない複雑さと今一つの通信速度などでブランドは上がらなかったと言えるでしょう。

そこに、店舗サポートなしを条件とし、若者向けイメージをアピールしたことによる格安メインプランがでてきたということは、もうすでに社会インフラが一段と安い方に大量にシフトすることを意味しているんじゃないかと思います。

毎日食べる食事には携帯よりコストがかかるのが普通だと思いますが、全く同じものを月30日食べ続けることはまず有りません。一方ほとんど必需品となったケータイは月数千円ということであっても、毎月毎日契約を変えるということはまず有り得ませんので、各社値段競争をしてでもサブスク顧客獲得に躍起になるのは自然です。

 

auのプランは脚色多し

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先行のドコモからのahamo、ソフトバンクからのSoftbank on LINE、それに楽天からはRakuten UN-LIMIT Vは、みな足並み揃えて月額2980円。そして今日発表のあKDDIからは500円引きの2,480円という値段設定です。

と、各社店舗サービス無しでシンプルなプランとうたう割には、実はいろいろと条件が微妙に違うのです。さすがケータイのプランです。一筋縄には値引きしません、という感じ。かなりマシになったとは言え、単純比較は絶対できないし、全部理解して契約する人は少ないんじゃないですかね。

ちなみに私は事情があって、Ocnモバイルone(MVNO)の通話最安プランと、楽天モバイルの2枚挿しです。現在楽天モバイルが無料で容量無制限なのでお試し中という感じです。楽天回線になっても1Mbpsで使い放題ですので、だいぶ気が楽で実用的ですね。普通に通勤すると一日1ギガバイトは使わないくらいです。

ともあれ、今日発表のpovoについては報道各社の格好のネタになった模様で、月500円も安く最安値!と報じています。でも通話のオプション500円などをつければ同じなんですが、最安を名乗れるのはプロモーションで有利と判断したんでしょう。

ここで逆に心配になってくるのが日本のデフレです。なにやら緩やかなインフレを目指しますなどと、以前に政府の指針が示されていたときも有ったんですが。でもそれからの実感としては、ほとんど物価が上がってるような感じがしないんですよね。逆に海外に出たときには欧米でもアジアでもインフレを実際に体感していました。

今回の値下げは、これから5G生活を迎える上で生活直結の社会インフラでしょう。この影響でさらにデフレが進めば、経済の停滞や失業が進むのかもしれないと、ちょっと心配になる発表ではありました。