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オンラインという表現【日本DX文化】

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OMOとかO2Oという単語を一年前には知りませんでした。

でも、言われてみれば身近な生活の中にも確かにこの方向に動いてきている実感がでてきました。

 

オンラインといえばオンラインサロン?

online

最近ではわざわざオフラインの世界と言ったりしますが、実際に同じ場所で人に会って話をすることという意味で使います。

オフラインの典型に医療があるのではという話も前に書きましたが、昔ながらの生活とか付き合いとかは、最高の価値が与えられるんだということを再認識しました。

スマホやインターネットが当たり前になって、オンラインがメインの付き合いとなっている人も多いと思います。なかには、付き合いが長いのに一度も声も顔も知らないという人が多いというのも、普通に受け入れられる時代になったんだなと思います。

時は過ぎ、最近オンラインと言えば?と訊くと、オンラインサロンと答える人が会社仲間の間でも増えてきました。

普通に昔から有るサロンと言えば、同好会とか倶楽部とか、ともかく何かの共通点を持って集まるグループの事を言うと思います。活動内容はまぁ当然千差万別ですよね。

それが一旦オンラインサロンと言うと、全く別物に感じてしまう人がまだ多い印象があります。

 

オンラインサロンのルール

community

オンラインサロンの仕組みでは、主催者に月会費を払って参加し、基本的に口外禁止のルールの中で会話や交流活動が行われるものなので、どうも胡散臭いと思う人も多いんでしょう。

私も複数のオンラインサロンに加入しているのですが、月額1,000円や500円などを支払い、ネットでは得られない詳細だったり超タイムリーだったりする情報の提供を受けています。印象としては、支払っている金額以上の貴重な情報と、趣味や志を同じくするコミュニティに属すことができるので満足なんです。

特に最近注目されているプロセスエコノミーを強く感じ、メンバー達と一緒になって困難や問題を乗り越えるとか、作品を作り上げていくような一体感は、こういう場の大事な目玉になっていると思います。

人間、知らないものは疑ってかかるという人が一定割合存在するもんですね。ただ、途中退会が自由だったり、批判やいやがらせに回ったりする人はそもそも有料のサロンメンバーにならないので、誰もが参加するSNSのようにはこのオンラインサロンという場は荒れない平和な場所ですね。

でも実際にサロンの主催者や管理者は、会員が楽しく場を共有できるような配慮を常にしていなければなりません。あらぬ方向に雰囲気が変わってしまったりすることの無いように立ち回ることが必要なのは、結構大変そうです。

パソコン通信の時代、PCにモデム数台を電話回線につないで草の根ネットに提供するスタイルがありました。BBSと言われたこの仕組みはレンタルサーバーも使わず運営されていたので、まぁなんというかご苦労さまというか、すごくアットホームな雰囲気で集ったものでした。

なんと無料で参加していましたが、インターネットと違い毎回の電話代が3分10円かかる世界でした。そして文字しかやり取りできない場だったですが、こういう苦労をしてまでもリアルタイムのオンラインというスタイルは、人を引き寄せるのに十分な魅力を持った場でした。

この雰囲気が、今のオンラインサロンにつながっているのかなとも感じるところです。

 

ニュースで言っていたオンラインの表現

もうひとつ、オンラインという単語の響きで気づいたことがあります。

パンデミック対策で人と人との接触を避けようと、オンライン会議が当たり前になりました。重要な会議や会談でも、オンラインで意思疎通を図ろうという動きが加速している感じはします。

昨日ラジオ放送を聞いていたら、国家レベルの会合の報道が流れてきました。その中で、「会合はA氏とB氏、そしてオンラインで参加のC氏を含め、、」という表現を使っていました。

つまり、通常はオフラインで会うのが会合なんですが、いまは特別なオンラインでの参加ではあるけども、と聞こえます。

これって、まだまだオンラインだとイマイチな参加であって、日本人的にはまわりまわって失礼なヤツとか表現する輩もでてきたりするってことですかね。

おそらく時と共にこれは逆転して、なんとわざわざ、この大変な時期にオフラインで開催されるに至りました、みたいな表現になるかも知れませんね。

当たり前のようにわざわざ、労力をかけてでも一ヶ所に集まっていた会合は、集まる価値があるものだけ残り、それ以外の重要度が普通以下の集まりは、今後オンライン化していくんでしょうかね。

会社の中ではというと、打ち合わせや情報共有の会議ごときはオンラインで十分で、むしろslackなどのチャットツールで十分だし効率が良いんじゃないかと思います。

似て非なりだけど同じく気になる日本での表現は、「〇〇首相は、〇〇会議では英語でスピーチし、、」というフレーズを聞きます。

もちろん悪気はないと思いますが、日本人の英語コンプレックスを感じざるを得ない表現ですね。日本語でスピーチして同時通訳の英語が入るのが当たり前なのですが、と言っているような気がしてしまうのは、考えすぎ?

これだけインターネットが空気の様になると、5G通信の時代のうちに、オンラインとか英語のコミュニケーションがデフォルトになるかも?と思えてしまう日でした。