レジ袋、一ヶ月たって思う

生活 社会 経済

以前の投稿でレジ袋有償化について書きましたが、ルール施行から1ヶ月以上が経って消費者の行動変化データが出てきました。

政府の思惑通り、約7割の消費者が有料化を機にレジ袋辞退、つまり袋を買わないという行動となっているようです。

 

環境対策という意識

plasticbag
確かに一般人としても、環境負荷を低減するという意識は高まっていると思います。

とは言え、実際の生活の上でどれだけ環境に良くなったのかよくわからないですし、ゴミを全く出さない生活は私の場合「無理」ですので、それを取りまとめてゴミ置き場まで運ぶための手段としてはゴミ袋は必要なのは変わりません。

家庭ごみにもいろいろありますが、もう長いこと個人的にはゴミ箱とかボックスとかは使っていません。取っ手のついたレジ袋をフックで必要な場所に引っ掛けて使っています。好みの問題だと思いますが、これで困ったことは記憶にありませんし、場所もとりません。

現実的には、有償化後のコストと、例えば40リットルのゴミ袋を別途購入した場合とを比較したのですが、若干後者が高いと計算されました。
対象となっているレジ袋ではなく、ユーザーが別途有償で商品として購入する「プラスチック」の袋にゴミをまとめてから集積場所に出すというのも、私のところでは理にかなわないんですよね。

 

本当に環境にいい?

seashore

レジ袋という、生活に密着しすぎているモノを対象に考察すると、環境問題一つとっても納得できない話題に事欠きません。

マイクロプラスチックの海洋汚染が問題となりました。それで一時盛り上がっていたプラスチックストローの紙などの素材へのシフトをとってみると、ストローが海岸を埋め尽くしている様子なんか見たことないですし、レジ袋も同様で、むしろペットボトルとかシャンプーの容器などが漂流しているのを見ることのほうが多いですね。

環境省発表の統計でも、全漂着ごみの中でレジ袋よりペットボトルの方が20倍程度多いとのデータです。

その他、webを調べて出てくる問題だけでも多種多様すぎて、景気対策・感染防止・処理コストと環境負荷・世界各国の対策法の違いなどなど、素人が見る限りどれをとっても完璧な対策だと思えるものがまだありません。

 

景気対策としては逆行?

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レジ袋業界というくくりは、正確にはプラスチックフィルム製造業となるようです。この問題について、日本ポリオレフィンフィルム工業組合という団体が意見を出しています。レジ袋の生産を支えている企業数は、その大半が売上高5億円以下の中小企業で、60%ほどを占める状況です。

”環境配慮を続けてきた企業が路頭に迷い、見殺しになっても良いのか? このようなポイントについても、政府は目を向けて頂く必要があると考えます。” と書かれている記述は、切実なものと感じます。

この企業群に対して、法令でレジ袋を抑えるというルールが加わると、その代替製品にシフトしていくことが想定されます。通常の取っ手無しのゴミ袋やバイオマス使用のタイプなどにシフトできれば良いですが、転身できない企業にとっては苦難となりそうです。またそのバイオマスもブラジルから買ってくるとかだと、ホントに環境のためになってるの?と疑問になります。

あともしかしたら関係無いかも知れないんですが、スーパーのレジ見てるだけで感じることがあります。レジの店員さんの手間って間違いなく増えてますよね?

ステップが増える分オペレーション効率が落ちて、ひいては売上ダウンとか人件費上昇とかにつながって、スーパーの業績を圧迫するとかもあるんでしょうかね?

昨日なんか私がレジで中を2枚くださいと宣言すると、レジのプロは「えー、中と大1枚づつじゃないと入らないかも知れませんねー」と助言をくれ、じゃそれでというような会話が有りました。さすがプロ、そのとおりでしたが、本来ならゼロで済んだ時間がお互い奪われているわけですから、全国にこの影響が出ていると思うと、なんだかなー、と思ってしまいます。

プラ製のレジ袋を全廃する国もあるくらいなので、まだ日本はマシな折衷策なのかもしれませんが、ごみ問題はレジ袋に限らず生活に直結する問題なので、今後も気になる話題です。