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【移住進まない】都市型継続?

働き方 生活

地方移住については、物珍しさからの報道や記事が盛り上がってましたが、一段落したのかなと思っていたところです。

そこに、地方移住が進まないと伝えるメッセージが増えてきたようにも感じます。

移住と引越しの違い

moving

これは、オフィスの引越

人によるとは思うんですが、日本の人々はあまり引っ越ししないんじゃないかと感じています。

これには相当にいろんな事情が絡んでることと思いますが、引越し回数が多い方の私が今まで付き合ってきた人たちのハナシを聞いてみると、大学入学と結婚と、子供が増えたなどの環境変化に対応と言ったところでしょうか。

そして多い意見が、オオゴトだし金がかかる、手続きの手間がめんどくさい、通勤が大変になるなどで、まぁ予想通りという感じです。

ここで大きく違うのが、引越しが楽しみなのか違うのかで考えると、印象としてはプラス、現実性としては諦めという感じです。なぜかと聞くと、やっぱり大きな理由としては仕事場からの距離を言う人が多いんですよね。

つまり引越しは自分の理由でなく、自分が選んだ会社員としての理由で行う人が本当に多いと思います。

で、日本人的移住として勝手に持っているイメージは、自分理由ということです。

生き方の選択と勉強

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アメリカ国民の生涯の引越し回数は、日本人の4倍程度の平均17回という記事を読みました。礼金が無いとか、家を買って住んでも投資になるとか、いろいろ事情は違うなとは思いますが、やはり好奇心とか人生観の違いとかがあるんでしょうね。

会社員になってそのまま定年まで働き続けるという日本式だと、どうしても場所という制約が相当に重い。でもっていわゆるメンバーシップ型雇用で社員になっているので、自分の意見が取り入れられたとしても、最終的には会社の意思が住むところを制約するという構図なんだと思います。

アメリカ式や他の諸外国の人に考えを聞いても、人の持っている夢とか生き方を優先する風潮が、各個人にも社会にも根付いているんでしょうね。

日本はそのあたりがとっても取り残されている感じがして、最近でいうと単純に情報不足、具体的には勉強する意欲不足なのかなと感じます。

今でこそネット社会で情報や知見は無尽蔵に仕入れることが可能ですし、会社所属によるステータスや知見以外に、自分や自分のコミュニティとしてのアイデンティティやつながりを創ることが容易になりました。

やってみなければわからないことをとりあえずやってみる。これを実際に踏み切る人が日本の都会に住む会社員とかが一番できなくなってしまっていることなのかなと思います。

そのためにはやはり、力を持つ大手企業の経営者は、社員が安心して外の現状を見て回れるように環境を急いで整えることが必要なんだと思います。デジタル庁の動きも私は注視しています。副業やベンチャー活動なども広く後押しして、各人の夢が生まれて叶うサイクルを創ることをお願いしたいところです。

プチ移住が楽しみ

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そんなことをイメージしながらまだサラリーマンの身ですから説得力がありませんが、私もいよいよプチ移住の引越しです。自分理由な事は間違いないんですが、通勤もこれから遠距離ですがするつもりなのでプチが付きます。

正直楽しみですし、引っ越しには慣れているので業者さんにほぼ丸投げで、自分の時間も仕事も通常通りに続きます。

楽しみにしている点はいくつかありますが、やはりまず密ではない環境でどれだけ生活が楽になるかに興味があります。

鉄道もバスも通ってますが、移動の基本がクルマになるというのは、イスラエルに住んでいた時以来久しぶりですし、それで極度に運動不足になることもわかっているので、ジム通いにも申し込みました。最近はジムの世界にも激安サービスが出てきてるんですね。

毎日の通勤が運動だなんて嘆いてましたが、黙ってたら誰にも強制されない運動を自分で始めるのは、精神衛生上180度違いますね。これを習慣にすることがまずは目標です。

高齢になるほど、住み慣れたところや属しているコミュニティを離れたくなくなるというのは、世の常人の常かとは思います。でも、捨てるのでなく離れる、とどまるのでなくともかく動くことで見えてくる次の何かには、いくつになってもワクワクします。こういうのが無いと、どうもだめなんですよねぇ。

そのプロセスを周囲と共有するということが、まぁ言ってみればその時々の生きがいそのものなんだなと、今さらながらに思っています。