いよいよ身近なところに【トヨタのウーブン・シティ】

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以前にスーパーシティ関連の話を書きましたが、着実に身近に迫ってきた実感がでてきました。

昨日トヨタから発表されたリリースは、とても興味深いものだと思います。

 

Woven City(ウーブンシティ)構想が現実に

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ウーブン(woven)は、編み込まれたという感じの意味です。
まさに多層に編み込まれたヒトとモノの移動を支える仕組みも肝となります。

 

パンデミックがまだが世間にそれほど影響を及ぼしていなかった昨年1月、米国ラスベガスで開催のCES2020で発表されたのは、トヨタによりWoven Cityが建設されるという構想でした。

それが1年ほど経った昨日2021年2月23日、静岡県裾野市で地鎮祭にこぎつけたとの発表がありました。リンク

実際に建設するための場所で神事が行われるということが、いよりよリアルな事なんだと伝わってきます。

これから急激に進むと予想されているデジタル化ですが、同時に人中心の社会を形成していくニーズも速度を上げて求められるようになっていきます。

トヨタが自動車会社からモビリティ会社に舵を大きく切るということになったのも、こういう背景からですね。

入居が始まるのは2025年からということでまだ先のことですが、自動車会社がまさか街をつくることになるとは、想像もつかなかったですね。

 

Woven Cityはプロジェクトである

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ウーブンシティは、ヒト中心の街づくりの実証プロジェクトとのことです。

どうも街づくりというと、単に自治体+ゼネコンがJVを組んで不動産を大規模にプロデュースするぞ的な感じにもとらえられてしまいがちですが、どうもそうではないようです。新しい都市は、生活はどうあるべきかを考えていく次元です。

これからの生活に深く関わっていく鍵となる技術自動運転や、新たな交通手段として期待されているパーソナルモビリティ、さらにロボットやAI(人工知能)までが関わって、最先端の暮らしをデザインして検証していくということです。

もうこれだけでワクワクします。実際にこの中の生活者として、社会や家族・個人の人生がどう変わっていくのかを、多方面から感じてみたいと思えます。

テーマパークのように、外界から区切られたひとときのエンターテイメントも相当にワクワクするものですね。でもそこからさらにこういうリアルで最先端の技術とコンセプトが詰まったものに身を寄せながら、新しいスタイルが創造される場が造られていくことには、期待しか有りません。

 

ウーブンシティは裾野市のアイデンティティーにも

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スマートシティと称される都市や地域は、日本ですでにいくつも実施が進んでいます。

こちらのソフトバンクの情報によれば、軽く10ヶ所が紹介できてしまうくらい、各地ですでに最先端技術をてんこ盛りにしたプロジェクトが進行している模様です。

日本に限らず政府・省庁・自治体・企業が同じ方向を見て進んでいくことが共通点と見えます。個人的印象としては、どうしても日本では、今現在存在している都会かその近くのインフラに、改良を加えたり新技術を持ち込んだりすることによる実証実験というポジショニングに見えるところが多いかと。

なんとなくですが、どえらい辺境地のなにもないところに1から街を作って欲しい感じも持っていました。でもまぁトライアルのために、なにもないところに人もお金も多くを投入するわけにも行かないでしょうし、そもそも気候も物流も整ったド田舎は、日本にはなかなかないかも知れませんけど。

逆にむちゃくちゃ険しい山とかに、技術力でシームレス・バリアフリーで住みやすい街ができたりすると、それも素晴らしいとは思いますが。

裾野市は静岡県の東、その名の通り富士の裾野に広がる良いところですね。

都市部への人口集中による弊害が言われて久しくなりますが、技術力やコミュニティで新しい生き方が実現できる場なら、皆その中にまずは入ってみるのが良さそうですね。