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韓国食ツアー#52-9@ヨンジュ→チュンチョン

世界 韓国

韓国食#52ツアーの九日目(2023/03/19)は、ヨンジュ(영주 栄州)→チュンチョン(춘천 春川)の移動日です。では今日も三食(?)、いってみましょう!
とはいかず、2食の日となりました。でも満腹!

52-23 ピョダグィヘジャングク・チャムチキムパプ


日曜の朝、ヨンジュの朝はかなり静かでした。
人影が少ないわけではないのですが、私が歩いた繁華街とか市場エリアでは、どうも朝9時台で食堂系が開いていない所多し。


そんな中、困ったときの韓国料理の助け舟、のり巻き屋さんチェーンののり巻き天国(김밥천국 キムパプチョングク)に入りました。


このチェーン店の品揃えの多さにはいつも感心します。
色んな所で改良が施されてることに気が付きますが、英語メニューが併記されているので、旅行者にも優しいかと思います。
ぜひクリックで拡大し、読んでみてください。
ハングルは、文字を知らない場合ただの記号になってしまいもったいないので、読み方とか、実際に読んでみた音声がリンクされたメニューがあればな〜なんて思ってます。
これだけのメニューを揃えてるので、軽食や、それを通り越してしっかりとしたメニューを旅行者にも、どうにか現場で浸透させられると価値有るなと思ってます。

この中から今日は、ピョダグィヘジャングクとチャムチキムパプを頼みました。

  • ピョダグィヘジャングク(뼈다귀해장국):豚の背骨肉スープ
  • チャムチキムパプ(참치김밥):のり巻きのツナ入りバージョン

ピョダグィヘジャングク
アッツアツで出してくれます。


チャムチキムパプ(참치김밥)


パンチャン(おかず)の種類は少ないですが、おかわり自由で、どれもかなり美味しい!
基本のキムチはもちろん、トトリムク(도토리묵 どんぐりのデンプンを固めた食品)ときゅうりの和え物は、食感と味付けが最高でした。


メニューごとに、原材料の表示がされています。
国内(韓国)産、米国産・豪州産などに混じり、外国産の表示が有って、なかなかやるじゃんと思います。


のり巻き屋さんで多いのは、入り口や通りに面したところにのり巻きを作る作業台が置いてあるパターン。
入店客としても、作成工程がガン見できるのは面白い!

52-24 チュンチョンタッカルビ


韓国へ行ったら食べたいメニューの中でも、相当プライオリティが高いのが、本場の春川(춘천 春川)のタッカルビ通りで食べる、チュンチョンタッカLビ(춘천닭갈비、春川鶏カルビ)です。
安東チムタクでがっつり鶏肉食べたところなのにまた?ってことですが、いやいや、これは別腹ですね。
日をおいたらなんのその、鶏には申し訳ないですが、世界でも大人気の食材をこれほど独特の韓国仕様に仕立てた料理にはいつも感動します。

チュンチョンが属している都道府県にあたる道は、カンウォンド(강원도 江原道)で、ソウルからもほど近い都市で、山も川も美しいです。
冬のソナタの舞台としても日本で有名になって、江原道の中ではこの江のもとになったカンヌン(강릉、江陵)も同様に有名です。ちなみに原はウォンジュ(원주、原州)からきてるそうです。

ともあれ、チュンチョンの春川市外バスターミナル(춘천시외버스터미널 チュンチョンシウェーボストミノル)からバスに乗って、春川明洞タッカルビ通り(춘천명동닭갈비골목 チュンチョンミョンドンタッカルビコルモク)に向かいました。(ルート検索)


最初にドドンと現れるお店、それが明洞1番地タッカルビ(명동1번지닭갈비 ミョンドンイルボンジタッカルビ)です。


今回訪問した入り口には、タッカルビ14,000円の文字。さらに気がついたのが、炭焼きカルビのメニューも!
もうすでにそそられまくりです!


何年か前には小上がりですがかなり広い座敷も有りましたが、全てがテーブル席になってました。オールテープル席への改装は、ここ数年のトレンドなのではないかと感じます。


店名が入ったおしぼり(물수건 ムルスゴン)
株式会社チュンチョンタッカルビ、「国内産の新鮮な肉だけを使用しています」と書いてあります。
昨日のヤギ肉エリアに有った像でも思ったし、他でもよく思う事ですが、愛想の良いこれから食べられる肉の主のキャラクターが多いですね。。。

 


というわけで、とるものもとりあえずビールでしょ😆


タッカルビは、ニンニクを乗せ、エゴマやサンチュに包んでコチュジャンもつけたりしていただきます。


そしてこちらで絶対に見逃せないのがこのトンチミ(동치미)。ダイコンの水キムチです。
キューーッと冷えた、何とも言えぬ絶妙な乳酸菌ベースのスープにあっさり漬けの大根が入ってる物体でして、これ旨すぎます。
どうして日本で流行らないのか不思議です。少々濁ってもいいなら家庭でも作れるものらしいです。脂っこいものに最高に合いますよ、これ。
大根の葉っぱについている乳酸菌を利用し、ぬるま湯に障子張りの糊(デンプン)をとかしたものと塩を少々入れるとできるよと以前に聞きました。


で、まもなくしてドドーンと運ばれてきましたよ。大盛りのタッカルビです!

こんな感じでお店の熟練のオネーサマがワシワシと仕上げていってくれます。調理時間10分チョイでしょうかね。


肉を葉っぱに乗せていただけば、ビールがメッチャクチャ進みます。
ちなみにサンチュもケンニp(エゴマの葉)も、タマネギ・ニンニク・コチュジャン、そして絶品トンチミまでもセルフサービスでお変わり自由です!!すばらしい!


タッカルビにはさつまいもが入っています。じわじわと加熱された芋は、ちょうどいい温度帯で加熱されたようでムッチャクチャ上質の甘さを醸し出してくれています。


やっぱりこのタッカルビ用の鉄板が分厚いところに旨さの秘訣が有るんじゃないかと思ってます。
厚さ1cm、直径70cmくらいはあるんじゃないでしょうか?フチが高くなっている特製鉄板です。ほしい。でも置けない、持って帰れない😅


ちなみに鶏肉の鶏は、韓国語でと書きます(ㄷ=d  ㅏ=a  ㄹ=r  ㄱ=g )。
なんと4音、DARGのスペルです。
Rは読まないし語頭は日本人にとって濁点にならないので、tagとなりますが、単独で発音する場合は英語のように最後のgは発音しません。
つまりタッですね。

で、なんで要らん音まで4音入ってるかと言うと、例えば卵の意味の(アルar:ㅇ=読まない ㅏ=a ㄹ=r → )がこの後に付く場合には、全部の音を読んでつながって、鶏の卵の意味の닭알(talgal) になるからです。

と、ここまで説明しておいてナニですが、韓国で卵のことは、鶏卵をそのままハングルで계란(キィエーラン)と言うことがほとんどですね😀
日本語に似てて覚えやすくてgoodです。

店名:明洞1番地タッカルビ(명동1번지닭갈비 ミョンドンイルボンジタッカルビ)  地図リンク

今日の風景

栄州駅

栄州駅(영주옉 ヨンジュヨク)はまだ工事中。新しい駅です。
KTXが停車し、北はソウルの清涼里駅まで通じています。

ワイヤレス充電器


KTXの座席には、携帯のワイヤレス充電器が
設置されていました。
これとは別に220VのACコンセントも有ります。

残念ながら私のケータイはワイヤレス非対応で、こんな感じに。

白バイ


チュンチョンのe-Mart前で激写。

コンビニアイス


タッカルビの後にこれを買いました。美味いっすね。
さすがにこれを一食に加えるのはナニだと思ったので、番外に。

本格的給湯器


コンビニに置いてある給湯器。日本は電気ポットのところ、韓国では本格的なサーバー。95℃で危なっかしいのが平然とコンビニの売り場の一角に鎮座しているのはある意味壮観。

市内バス

内観はこんな感じのジャングルジム状態。

???


???


バスの運転手席の後ろに置いてあったホウキでした。

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