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韓国食ツアー#52-4@ソウル

世界 韓国

韓国食#52ツアーの四日目(2023/03/14)は、ソウルにて2日目。今日も三食、いってみましょう!

52-8 ヤッキドリドン


ヤッキドリドンと聞いて、日本人としてはどこの国の料理?という響きのする料理名ですが、これは、日本料理を看板に掲げる、結構お高めな品を出すお店の「焼き鳥丼」です。

ハングルでは야끼도리동と書いて有りますが、日本人が普通に焼き鳥丼と発音するのが、韓国の人にはヤッキドリドng(最後はngの音)と聞こえるんでしょうね。韓国語としては通常使わない、とても不自然な外来語メニューになっています。

素人ハングル使いとしては、야끼도리동(ya ggi do ri dong)ではなくて、야키토리돈(ya ki to ri don) って感じにしてほしいですが、なんかそのネーミング・スペルでは印象悪かったりするんですかねぇ?

決して日本食かくあるべきとか言えませんけど、海外の日本(風)料理屋さんあるあるですが、

  1. 蛇の目傘・まねき猫・扇子・ひらがなが書いてある皿など・瀬戸物の飾り物・木製の調度品や食器などなどが置いてあるけど、なんかちぐはぐ
  2. 各国の地元ナイズされてて、日本ではまず無い付け合せやおかずやデザート
  3. 塩辛すぎはあまり無いけど甘すぎはよくある
  4. 微妙な調理でなく、ダイナミックな調理のことがある
  5. 量が極端に多めか少なめ
  6. だいたい高価

という感じ。

ちゃんときっちりフタもかぶせて出してもらいました。

今回は、少々甘め、鶏は直火でちょっと炙りすぎ、軟骨が多く含まれた部位が多く、噛みごたえ満点の鶏肉が結構多めに乗ってる、生ネギが結構多めにデフォルトで乗っている、味噌汁は松屋吉野家の方が美味い、付け合せのキムチ類が美味い、野菜サラダの付け合せが少ない(日本流)ので野菜足りない(感じがしてしまう)、乗っている卵黄が「すた丼風」、大盛りプラスくらいの量、って感じでした(個人的感想)。

ちなみにお値段は22,000ウォン≒2,200円を自販機で食券買う方式。オールハングルなので心配してくれて、イケメンお兄さんがガッツリサポートしてくれました♥

なんか文句たらたらのような感じに聞こえるかも知れませんが、美味しかったです
店内も平日ランチ時なのに、このエリア=ソウルの龍山区(용산구 ヨンサング)のお店は男女年齢問わずどこも満席な感じでした。


店構えはこんな感じ。なんかちゃんとした店構えなのに、売る気満々の韓国風看板が地面に置いてあったり。
きつねうどん13,000ウォン≒1,300円。物価高い!

 

この店名、どうしちゃったんでしょうかね。べきって響きが良いのか、なんか日本で修行して相当に怒られたんかな?とかいろいろ詮索してみたい。が、やめます。

店名:べき四番(배키욘방 ベキヨンバン) 地図リンク

52-9 トストゥ


トストゥ?トースト(토스트 トストゥ)と聞いて、なにそれ?韓国料理じゃないじゃんとおっしゃる日本の方多し。
サンドイッチ(샌드위치 センドゥウィチ)とも呼ばれてます。
でも毎回これが恋しくて探し回り、今回は意外なところで遭遇したので遅めの昼食でいただきました。
そう、これはれっきとした「韓国サンドイッチ=センドゥウィチ」 なのです。

それでは作り方の撮影を快くお許しいただいたので、調理工程いってみましょう!

まずは適温の鉄板にバターを豪快に敷きます。

そして必殺レシビの野菜たちに卵一個を入れてよく混ぜ、温まった鉄板の上に置きます。
日本のお好み焼き屋さんでよく見かける手付きですね。


ハムも加わります

そして、そう、これは鉄板焼サンドイッチなので、鉄板に横付けされている食パンの山に手を延ばし、追いバターを敷いて焼いていきます。

そして韓国サンドではかなり重要な工程ですが、さっきのミニお好み焼きに砂糖をまぶします。
日本の三温糖のグラニュー版ですかね。日本のスーパーでは珍しい方のバージョンだと思います。

そしてさらに韓国式に欠かせないのは、この「韓国ケチャップ」。独特の風味です。私には文字説明不可な、独特の風味ですね。

で、ハム乗っけて、

チーズ乗っける、と。

その頃には焼き上がっている食パンをかぶせれば出来上がり。

出来上がってもただじゃ済まないのが韓国の食へのこだわり。
この韓国サンドは、今回のように屋台で作られることが多く、持ち帰り(포장=ポジャン=包装)のニーズや、食べ歩きのニーズが有るのです。
そこですかさず訊かれました。どうやって出しましょうか?と。
ビニールで囲まれた、風も防げる温かいその屋台の隣室で食べるんですが、もちろん「韓国スタイルの紙コップで!」と頼みました。

そう、この手の食べ物で、食べ歩きに最適なのは紙コップなのですね!
ともあれ、期待していた通りのお味!
最近都会で減ってきている屋台のトースト屋さん、探した甲斐、ありました!

お店のメニューです。
元祖トースト2,000ウォンから始まり、結構な種類有り。今回はハムチーズトースト(3,000ウォン)と、ホットのアメリカーノコーヒーを頼みました。
通常アメリカーノは薄めのブラックコーヒーです。ミルク・砂糖が机においてあるわけでないので、ミルク入れてーって頼んでもキョトンとされ、クリープみたいな粉、入れてもらいました。
もしかしたらカフェモカレシピ?だとしたら1,000ウォン余計に払わねばだったかも〜。すんません。

お店の外観。

クルマの通りが事実上無くなった道路に「常設」されてる屋台です。スタバに置いてあるようなちゃんとしたコーヒーメーカーも、冷蔵庫などなども有って、詰めれば8人くらい暖かく座れるようなスペースが展開されてました。
想像ですが、いざというときにはすぐに撤去できる前提で出店が許可されてるって感じでしょうかね?

何年やってるか聞き忘れましたが、おそらくご夫婦で切り盛りしている超フレンドリーな秀逸なお店。また行きたいです!

店名は不詳のサンドイッチ&コーヒー屋台
場所:東大門市場(동대문시장 トンデムンシジャン)の一つ西に有る「シンジン市場」の一角→場所リンク

※チョンノシンジン市場(종로 신진시장 チョンノシンジンシジャン)は、東大門市場(トンデムンシジャン)とピンデットク(빈대떡, 日本で言うチジミ)で有名な広蔵市場(광장시장 クヮンジャンシジャン 参考リンク)の間にある、ちょっとディープな昔ながらの印象がいまだに残る、小さな商店街ですね。こういう所好きです!

52-10 プルコギジョンゴル

今回10食目。
プルコギと言えば、牛肉のすき焼きに似たメニューだということは、結構日本人にも通じる様になった感じでしょうか。
でも、通常プルコギというと、ジンギスカン鍋みたいな鉄板の上で、タレの水分多めで加熱しながら複数人数で食べるメニューであるような印象です。
でもこのプルコギジョンゴル(불고기전골)というメニューは、画像のようにトゥッペギと呼ばれる、直火にかけられる丼で提供されるので、一人での注文でもOKです。
一応店によって違うかもなので、一人でOKかは訊いたほうが良いですけどね。
ちなみにこれは、全く辛くないメニューの一つで、薄い醤油味に砂糖の甘さで関西風に近いかもしれません。

メニューの左上から二番目、10,000ウォンのメニュー、米国産と書いてあります。

例によって注文直後には、食卓上はこの通りの状態になります。

韓国料理のお店、食堂の良し悪しはパンチャン(おかず)で決まるとも言われるくらい、メイン同様、お店にとってはリピーター確保にも相当に重要な要素です。
今回出てきた「すべて」が「めっちゃ美味い」。良いお店です!
必ず出てくる発酵製品。出すタイミング悪いと全然別物になるので、ホント在庫管理を含めたお料理上手と商売上手だと思います、韓国の食堂の方々は。
トッ(톳)と韓国語では呼ばれる「ひじき」。人参と共にからめてある謎の赤い何かの液体との旨さも相まって、旨くて特に印象的でした。

こうくれば、やっぱり焼酎:チャミスルですね(笑)

そして10分も経たないうちに、メインのプルコギジョンゴルも出揃いました。

ホントこれ、やばいですよ!メッチャちょうど良い感じの味付け。お料理本当に上手い国民だな〜といつも思います。

牛丼並の上の3倍分くらいの牛肉が入ってて、絶対何か前処理してるのでかなり柔らかい歯ごたえで食べやすい。
えのき茸、玉ねぎの他に、エリンギがたくさん入ってます。
昨日のカルメギサルと同様、肉と油とエリンギの最高の組み合わせが流行ってます。

お腹のキャパに余裕が有る方は、さらに白ごはん(공기밥 コンギバp=空気飯=白飯)と一緒にどうぞ。最高です!

お店の雰囲気はこんな感じ。もう20時をすぎていたので少々空いてましたが、ビジネス街に近く、19時ころには近隣のお店も満員が多かったです。
落ち着いて味わえるこういうお店をよく狙ってます。
店員さん、仕込み作業(ほぼ永遠に続くニンニクのカット)しながらも、とってもフレンドリーに接してくださいました。
結果、めちゃくちゃ良いお店に当たったので、また行きたいリスト確定です!

店名:대호정(テホジョン) 場所:ソウルの乙支路4街(을지로4가 ウルチロサーガ )駅近く リンク

今日の風景

ダックダックダック・ベイカリー


昨年冬に訪問した時に遭遇し、個人的に気に入ったキャラクターのダックダックダック・ベイカリー本社を訪問。
残念ながら見学はできないとの記載が。その後検索に引っかかった販売店舗数軒に訪問するも、これまた残念ながらすでに速攻閉店したらしい。残念すぎ!

電動キックボード

街ナカ、すでにいたる所にレンタル電動キックボードが存在。


実際に乗っている人はまだそれほど多くないものの、去年年末からは相当増えてる感じ。まだ寒いのに。多いところでは20台程置いてありました。
レンタルチャリと違って、専用のポートが有るわけではないのね。
それにしても、この手の規制緩和は韓国はアメリカ同様速いですね。日本は遅かったけどそろそろですかね。
ちなみにレンタルサイクルも結構な数放置&走行が確認できました。

二階建てバス

乗ってみたい!
見た感じでは、結構普通のバスと同様のかっ飛ばし状態。

ロッテワールドタワー

2017年4月に開業となった、韓国で最も高いビル。高さ555mは、現在世界6位の高さとのことです。


ムチャクチャ積載バイク

東大門市場近くのバイク宅配の屈強な集団は、積載がハンパないですね。しばらく見物させてもらいました。

もはや曲芸級。

見たこと無いバイクのモデル多し

これ以外にもいっぱい知らないモデルを見ました。おそらく韓国・中国製?相当カッコいいの多いです。

すしまいう

まいう~のパクリですかね。
ともあれ、韓国の国内至るところに寿司・回転寿司が見られるようになりました。日本より高いですよ。

服の修繕屋さん

こうやって「屋台」でミシン仕込んで修繕やさんやってる人を、東大門市場近くで多く見かけました。

ネコ

やっぱりお猫様はどちらにもいらっしゃるようで。
犬同様、首にヒモが付いてる猫が韓国にはよく見られます。こちらは野良様ですかね。
かなり毛並みが良いので飼い猫かも?

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本ツアー#5はこちら

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