PALOji*Walker ONCE-IN-A-LIFETIME

韓国食ツアー#52-10@チュンチョン

世界 韓国

韓国食#52ツアーの十日目(2023/03/20)は、チュンチョンにもう一泊滞在しました。理由はこの後で!
それでは今日の二食と風景、いってみましょう!

52-25 プサンテジクッパプ


韓国北部は江原道(강원도 カンウォンド)まで来て、なんでまた釜山の食べ物食べてるのとおこられそうですが、結果から言いますと今回1だったかもしれない美味しさでした。

数日前の記事でもご紹介したテジクッパ、現在の本場は韓国南部の釜山ですが、どうやら歴史をひもといていくと、現在の北朝鮮東北部のハムギョンド(함경도 咸鏡道)由来のメニューだそうです。

遅めの朝食に何か無いかな〜と月曜AM11に開いてそうな店を物色して江原道庁近くを歩いていた時、なんか開いてそうで閉まってそうでと印象に残ったお店が有りました。

今までの経験からいくと、古くから続いている食堂で、朝食もやっている店の入り口の特徴として、下駄箱が有って、靴を脱いで入っていく店が多いというのがあるので、もう一枚扉を空けて食事ができるか聞いてみました。

誰もお客が居ない店内から、ご主人(おっちゃん)が笑顔でOK!とのこと。よっしゃ。

釜山で今回食べたけど、美味しいものはどこで食べても良いし、旅行中にかぶってしまってもOK!ということで、入店することにしました、腹も結構減ってたし。

すると、オンドルの温かい床が続く店内の様子がなにかフツーの店と違うぞ?と。

どうやら、音響やら楽器、日本の時代で言うと昭和レトロなどなどが大好きなご主人の好みなんでしょうね。


こちらのご主人、始終にこやかに楽しそうに接してくださり、食べる前からハッピーな感じ。
以前全く別の店で、こんな感じでだまされてイマイチだったことも有るので油断はできませんでしたが。
入り口のところに置いてあった足踏み式オルガンを撮り忘れたのが悔やまれます。

で、食卓の方はと言うと、いかにもきちっとした感じです。

提供メニューはかなりシンプル。
要はプサンテジクッパ(부산돼지국밥)のベースになるスープと、そこに入れる具が豚肉かスンデかのほぼ二択という、かなり筋金が入ったメニュー構成になっていると思います。

お酒メニューとして豚肉をつまみメニューも用意がありますね。

しばらくしてパンチャンを出してくれました。
まぁいつもの感じのキムチ類かぁって感じだと思ったら、、、

これらのキムチ、タダモノではない旨さなのです!
特に上の一番色の濃いキムチはポックムキムチと言ってましたが、キムチの古漬けを少々温めた(炒めた?)キムチで、今までに食べた中でもトップの旨さだと思えました。もちろんおかわりしました〜😋

もちろん、カクテキも色の白い方のキムチも、相当な旨さでした。
もう、この三種類のキムチを一口づつ頂いただけで、その後の本体、テジクッパの美味しさは想像できたようなもんです。


本当にやさしくも奥深い味です。ご飯にも合います。


テジクッパは、見た目は日本のラーメンのスープに似てますが、それよりはだいぶ塩分が低く、自分で塩分を調節する方式ですね。
釜山式では、このアミの塩辛を塩の代わりに加えて調整します。

そしてもう一つ、感動できる調味料ですが、、、


エゴマの粉、トゥルッケカル(들깨가루)です。


この粉を入れると、さらに旨くなります。
日本でよくあるゴマの風味じゃないんですが、これはなかなか説明できませんので、ぜひ食べてみていただきたいやさしーーーい味です。
皆で囲むカムジャタンにはこの粉が降り掛かって出てきます。一瞬大量の黒こしょうにも見えてしまうこの粉、売ってたら速攻買いますが、なかなか日本では近所に見つかりませんね。


で、例によってこれから食べられるブタさんが機嫌良く食べてねサインを出している看板。

店名:プサンテジクッパプ(부산돼지국밥 釜山豚汁飯) 場所リンク1 リンク2

52-26 チュンチョンスップルタッカルビ


チュンチョンスップルタッカルビ(춘초숯풀닭갈비 春川炭火鶏カルビ)を食べました。
あれ?昨日チュンチョンタッカルビ食べたんじゃないの?というそこのあなた、そのとおり。
そして翌日の夜に食べるの?ということですが、同じお店の2階にある「炭火焼きタッカルビ」専門のフロアで頂いたのです。


よくある日本の焼肉屋さんの風景に似ていますね。
上から焼肉の煙を吸い取るダクトが伸びているタイプです。


メニューには、昨日食べた鉄板焼タイプの「タッカルビ」と同じ値段で、炭火タッカルビ(숯불닭갈비 スップルタッカルビ)14,000ウォン/1人前300g と書いてあります。
着目すべきは、同じ炭火タッカルビでも味が三種類選べることですね。

一番上から塩(소금)、醤油(간장)、そして一番人気と言われるコチュジャン(고추장)。今回は醤油とコチュジャン味を頼んでみました。

炭を置く台の形状がすこし独特。

パンチャン(おかず)が出てきましたが、昨日の構成と少し違います。
焼肉仕様に合ったものがセレクトされてるということでしょう。

この醤油漬けタマネギが美味いんですよね〜。

というわけで、ドドーンと漬けこまれた鶏肉が出てきました。
まず醤油味。

そしてコチュジャン味です。

抜かり無く、ハサミとトングが装備されます。

独特の形状の焼きアミ。
普通の焼き網ではなく、ワイヤー(ピアノ線?)が並行に張られているタイプ。

片側がバネ構造になっています。

炭、到着!絶妙な状態で出されてきました。


エリンギ(새송이버섯 セソンイポソッ)は日本と同じ感じ。美味い!


そこに乗せられて来たのは、チーズ餅。

なんかこんがり、うまそう!

中のチーズが溶けて、美味いですね。
というか、肉がじっくり焼けるまでのツナギなんでしょうね🤣

肉が焼けてくるとハサミで食べやすく切ってくれます。

焼き上がった鶏肉、ニンニク、タマネギ、コチュジャンなどをサンチュに乗せて一口でほおばります。
ムッチャクチャ美味いです!

そりゃマッコリも進みますねー。

 


そしてシメには、マッククスというチュンチョン名物のそばを頼みました。
本体の他に、お好みで調節できるように酢・からし・砂糖が提供されます。
うまいことやると、冷やし中華系の味にできますね。

出されたままだとまず箸でつかんですすれません。全部つながってます。
なので、ハサミで容赦なく切り刻んで食べるわけです。

そしてもちろんメッチャクチャ混ぜていただくのですね。
サイコーでした。

店名:明洞1番地タッカルビ(명동1번지닭갈비 ミョンドンイルボンジタッカルビ)  地図リンク

今日の風景

電動キックボード

チュンチョンの街でも既に電動キックボードが普及してました。


EVトラック


後から改造したわけではないと思いますが、EVのトラックを見かけたのが初めてだったので記録。ボンネット開けて充電なんですねー。

Ωビヨウシッチュ



急にひらがなが書いてある看板発見。美容室です。
そしてハングルで옴 비요우시쯔とかいてありました。オームビヨウシッチュの発音、ですかね。
さらに興味深いのは、店のガラスに비요시쯔(ビヨウシッチュ)と書いてあるのに、屋号の看板は비요시쯔(ビヨユシッチュ)となっている点。
やっぱり外来語の表記はテキトーでOKなんですねぇ。

冬ソナの舞台

チュンチョン、タッカルビ通りの隣のメイン通り。

ユジンがチュンサンを待ってて待ちぼうけした撮影現場に像が有ります。

音声配信stand.fmのページはこちらです→リンク
本ツアー#11はこちら

今回記事の日付順リンクです↓↓↓
#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13